●リーチ マイケル
東芝ブレイブルーパス東京/フランカー/189センチ・113キロ/37歳
大一番で再三トライセーブをしてきた。今秋も、白星に喜ぶとしたらこの人が要所で危機をしのいでいよう。
精神的支柱でもある。出場したワールドカップの4大会で2度、主将を務め、今年7月も船頭役として対ウェールズ代表2連戦で主将を張った。
フィールド内では両軍最多のタックル数を刻みつつ、レフリーに相手の反則を精査してもらうよう程よく声をかける。かつ、フィールド外では練習スケジュールやメニューについてジョーンズと議論する。
「(指導者も選手も)お互いに勝ちたいから」
PNCでは、23歳のディアンズが共同主将のひとりとして堂々たる働きを披露した。秋の合宿中に37度目の誕生日を迎えたレジェンドとの共闘は見ものだ。
●李承信
コベルコ神戸スティーラーズ/スタンドオフ/176センチ・86キロ/24歳
万事に素早い動き出し、仕掛けを心がけるのが、ジョーンズの謳う『超速ラグビー』。最近はこのコンセプトのもと、「ジャパンラグビーとは何かを理解した選手が増えている」と若き司令塔は述べる。
今季はキックとそれを追う仕組みを導入し、やみくもなボール保持からは逸脱。全体のフローに手応えを掴む。
「プランとゲームコントロールのところでセイムページ(同じビジョン)を見られています」
PNCでは、ゲームの進め方に関する助言で若き支柱のディアンズをサポート。ゴールキックの成功率も高く、世界ランクを引き上げるための80分では不可欠な存在だ。
●ディラン・ライリー
埼玉パナソニックワイルドナイツ/センター/187センチ・102キロ/28歳
大柄で、速く、うまく、気が利く。攻守両面でリーダーを託されるキーパーソンのひとりだ。公の場では淡々とした様子も、有事には強い言葉で味方を鼓舞する。
今回の旅は特別ではないか。
出生国は南アフリカのため、2戦目では故郷の最強集団とぶつかる格好だ。何より初戦でぶつかるオーストラリア代表は、10歳から移住した国のチームである。
若手時代のこの人は、オーストラリア協会関係者に17年からの日本挑戦を止められた過去があると伝えられる。豊かな将来性ゆえか。
事実確認を求められた本人は、その件につき肯定も否定もしない。練習生スタートからブレイクした後に話す。
「さまざまな対立する意見があったとは思いますが、最終的には自分がどうすべきかを決断する時がきたのです。日本に来る、という決断です」
そのジャッジの正しさを、いままでと同様にこれからも証明する。
文●向風見也(ラグビーライター)
【画像】世界の強豪国と激突する「エディーJAPAN」の注目メンバー5選!
【記事】現場は賛否両論!リーグワン新登録制度で日本ラグビーは強くなるのか?「代表強化に繋がるかどうか…」「長い目で見たらよりよくなる」
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東芝ブレイブルーパス東京/フランカー/189センチ・113キロ/37歳
大一番で再三トライセーブをしてきた。今秋も、白星に喜ぶとしたらこの人が要所で危機をしのいでいよう。
精神的支柱でもある。出場したワールドカップの4大会で2度、主将を務め、今年7月も船頭役として対ウェールズ代表2連戦で主将を張った。
フィールド内では両軍最多のタックル数を刻みつつ、レフリーに相手の反則を精査してもらうよう程よく声をかける。かつ、フィールド外では練習スケジュールやメニューについてジョーンズと議論する。
「(指導者も選手も)お互いに勝ちたいから」
PNCでは、23歳のディアンズが共同主将のひとりとして堂々たる働きを披露した。秋の合宿中に37度目の誕生日を迎えたレジェンドとの共闘は見ものだ。
●李承信
コベルコ神戸スティーラーズ/スタンドオフ/176センチ・86キロ/24歳
万事に素早い動き出し、仕掛けを心がけるのが、ジョーンズの謳う『超速ラグビー』。最近はこのコンセプトのもと、「ジャパンラグビーとは何かを理解した選手が増えている」と若き司令塔は述べる。
今季はキックとそれを追う仕組みを導入し、やみくもなボール保持からは逸脱。全体のフローに手応えを掴む。
「プランとゲームコントロールのところでセイムページ(同じビジョン)を見られています」
PNCでは、ゲームの進め方に関する助言で若き支柱のディアンズをサポート。ゴールキックの成功率も高く、世界ランクを引き上げるための80分では不可欠な存在だ。
●ディラン・ライリー
埼玉パナソニックワイルドナイツ/センター/187センチ・102キロ/28歳
大柄で、速く、うまく、気が利く。攻守両面でリーダーを託されるキーパーソンのひとりだ。公の場では淡々とした様子も、有事には強い言葉で味方を鼓舞する。
今回の旅は特別ではないか。
出生国は南アフリカのため、2戦目では故郷の最強集団とぶつかる格好だ。何より初戦でぶつかるオーストラリア代表は、10歳から移住した国のチームである。
若手時代のこの人は、オーストラリア協会関係者に17年からの日本挑戦を止められた過去があると伝えられる。豊かな将来性ゆえか。
事実確認を求められた本人は、その件につき肯定も否定もしない。練習生スタートからブレイクした後に話す。
「さまざまな対立する意見があったとは思いますが、最終的には自分がどうすべきかを決断する時がきたのです。日本に来る、という決断です」
そのジャッジの正しさを、いままでと同様にこれからも証明する。
文●向風見也(ラグビーライター)
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