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ラグビー

リベンジか返り討ちか――実力伯仲の早明決戦、再戦のカギを握る3つのポイント【ラグビー大学選手権決勝】

向風見也

2026.01.10

 まずスクラムは、8対8で組み合う攻防の起点である。

どちらも組む選手の資質と強化プロセスに自信を有するなか、12月の早明戦では早大が反則を誘うシーンが目立った。早大は、帝京大戦の勝因にもこのスクラムを挙げている。
 
 明大サイドのひとりは、「(早明戦のスクラムでは)修正力という意味で、時間がかかってしまった」。当日、ファーストスクラムにおける駆け引き、レフリーの示す指針への対応力によってどんな優劣関係を作るかが注目される。

 空中戦とは、高い弾道のキックの奪い合いだ。

地上の接点、攻防のシステム対システムのバトルでさほど差が出ないのだとしたら、どれだけ空から落ちるボールを確保できるかが好位置での攻撃回数、チャンスの分量に影響を与えそう。

 早大がスタンドオフに弾丸キッカーの服部亮太、自ら蹴って自ら捕りに行くフルバックの矢崎由高を擁する傍ら、明大も後衛のウイング、フルバックに古賀龍人、白井瑛人といったキャッチングの得意な選手を揃える。

特に明大は秋から高低のキック主体のゲームプランを貫くだけに、蹴った後、蹴られた後の流れを優位に進めたいところだ。

 早大の矢崎と同じく日本代表選出歴のあるフルバックの竹之下仁吾は、途中出場で持ち前の跳躍力を活かすか。こう宣言する。

「(早大は)ジャンジャン蹴ってくると思いますけど、(捕球は)自信があるところ。ここで、流れを作っていきたいです」

 スクラム、キック合戦などを経てどちらかが22メートルエリアに侵入しても、そのまま簡単にスコアできるとは限らないのが好敵手のバトルの醍醐味だ。

早大は服部や矢崎、明大はスタンドオフの伊藤龍之介と攻めに違いをもたらすランナーを揃えているが、その脅威と対峙する黒子役のファインプレーにも視線が集まる。

早大ならロックの栗田文介、フランカーの田中勇成、明大であれば平に利川、フランカーの最上太尊といった4年生が地を這って大仕事をするか。

トライを獲るか、獲られないかのせめぎ合いについて、早大の野中はこう話したものだ。

「敵がいるスポーツなので(点が)獲れると思っても獲れないことがある。我慢してアタックすることにフォーカスしないといけない」

 全国中継のなされる80分、どんなドラマが紡がれるだろうか。

取材・文●向風見也(ラグビーライター)

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