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ラグビー

リーグワン・プレーオフが開幕! 世界的スターが集結する“最終決戦”のキーマン6人を厳選

向風見也

2026.05.23

W杯出場4度を誇るBL東京の主将リーチマイケル。(C) JRLO

W杯出場4度を誇るBL東京の主将リーチマイケル。(C) JRLO

●チェスリン・コルビ(東京サントリーサンゴリアス/ウイング・フルバック/172センチ・80キロ/32歳)

 一線級にあっては小柄も、大型選手の揃う南アフリカ代表として49キャップを取得。ワールドカップ2連覇の立役者のひとりでもある。空中戦で長身選手に競り勝つばねと技術、わずかな隙間を駆け抜ける圧巻のスピードで、世界中のファンを魅了する。

 サンゴリアスへは入団3季目。判断や位置取りのスピードを重んじる攻撃型チームの仕留め役を担い、ゴールキックも担当。計185得点で得点王に輝いた。

「試合終盤に遠いところから遠いところへ走ってから蹴るのはチャレンジングですが、チームの成功に貢献したい」

 守っては勇敢なタックルでも光る。母国では、サイズを理由に代表入りへ疑問視する声を実力で黙らせてきた。その流れで日本へやって来た。

 ベテランの域に入ったとあり、苦手だったアイスバスに「歯を食いしばって」入ってきれを保つ。準々決勝から参加のプレーオフへ、ベストコンディションで臨む。

「私にとっての基本をしっかりおこなう。コーチ陣が示してくれるプランを遂行する。特別な舞台を楽しみもします。それが理由でラグビーをしているので」
 

●TJ・ペレナラ(リコーブラックラムズ東京/スクラムハーフ/183センチ・90キロ/34歳)

 昨季2度目の来日を果たして以来、ニュージーランド代表89キャップの実力を存分に披露。簡潔な球さばきや長短のキックを高次でこなしながら、職域を超えた動きでも際立つ。接点の周りへ突っ込んでバックフリップパスを繰り出したり、地上の相手ボールにしぶとく絡みついたり。

 本来ならばウイング、フルバックの選手が担う、高いキックの捕り合いでも奮闘。本人が「他の9番(スクラムハーフ)も同じように練習しているので捕れると思います」と謙遜してもなお、賞賛の声は消えない。

 今季は主将も務めた。大舞台を前に言う。

「スポーツでも、人生でも『もっと、もっと』と思うことは多いもの。当初はプレーオフに行けたらそれだけでハッピーだと思いそうなところですが、実際にこの場所まで来たらそれ以上を目指したくなる」

●リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京/ナンバーエイト/189センチ・113キロ/37歳)
 
 スタンドからの「リーーーーチ!」の掛け声を背に突進また突進。相手の快速ランナーが抜け出しても諦めずに追いかけ、防御ライン上でタックルしては即座に起き上がる。

 昨季まで2連覇も今季は7連敗を喫するなど苦しんだブレイブルーパスにあって、日本代表としてワールドカップ4度出場の船頭役は「プレーオフでは(全チーム)がフラット」。2季連続MVPで今季ラストのリッチー・モウンガが万全の状態かどうかがわからないなか、事を起こすための下地を作る。つまりハードワークする。

 14日、都内でのプレーオフに向けたカンファレンスへ出席。フリップでキーワードを紹介する際、他の5チームの主将が国内出身者を含めて揃って英語で記すなかこの人は唯一日本語で「真っすぐ」と書いた。

その心は…。

「ぶれない。相手に向かって真っすぐチャレンジしていく」

取材・文●向風見也(ラグビーライター)

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