その第1セットは終盤まで1点を追いかける展開が続き、巻き返してつかんだセットポイント3回を阻止された後、セット先取のチャンスは相手へ。しかし、ペルージャは難局を跳ね返して試合を先行した。イタリア王者に輝いた今季リーグ・プレーオフでも見事な攻勢で大差を覆してきた。「チームの一員であるからこそ感じる“強さ”とは?」の問いにこう答えた。
「チームの中のいる者として、サイドアウトがしっかり取れるところがやはり強さかなとは思いますね。そこがやっぱり僕たちのよりどころ。レセプションが非常に良い選手ばかりなのでそれがペルージャの生命線だと感じています。堅実にサイドアウトを重ねられる。そこが崩れない限り、相手にとってはなかなか厳しい戦いになると思います」
「イタリアリーグでは相手チームのサーブが強力なのでリードを許すケースはありましたけど、CLに関しては大きくリードされることがなかったかなと。5点とか大量リードされない限り、1、2点のビハインドは僕らにとってまったく問題ない展開なんです」
その礎は目に見えないものではなく、明確な“ファクト”にあると言う。
「メンタルっていうよりも、それ以上にテクニックと戦術ですね。僕らはそこをメインにしているので。詰まるところサイドアウトの取り方だったり自分たちのやるべきことを練習通りにプレーをするだけなんです。(アンジェロ・ロレンツェッティ)監督は、点数をつけたりして強いこだわりを持って練習を行ないます。1点、1本に妥協を許さない。その追及を日常的にやっていれば試合でも問題ないと言われてきました。なので何が強いって言われたら、対戦相手は多分サイドアウトがしっかり取れることやレセプションがうまいと答えるかなと思いますけど、僕らにとって大事なのは練習でやってるままをどの試合でもしっかり発揮することなんです。僕自身が一緒に練習している中で、また試合を見ていてもそれこそがこのチームの強さだと理解しています」
活躍の場を得て躍動した1年目の昨季。今季は予想外の怪我に見舞われ後半から景色が変わった。
「怪我に関しては何て言うんですか、もう仕方がないことなので。ちょうどシーズンの大事な時期に怪我をしてしまったので、その時点で出場機会が減ることや先発に入るのが難しくなることは分かっていました。僕自身も焦らずにまず怪我を治すことを優先したので、悔しいというふうな気持ちよりも自分のやるべきことに集中して出場機会が少しでもあればいいなぐらいの感覚でいました。実際その通りになったと受け止めていますし、僕個人のこととは切り離してチームが頑張ってくれたことを本当に嬉しく思っています」
コートを縦横無尽に舞って勝ち取った昨季の欧州初制覇。その直後に取材で目にした熱気とまばゆい輝きを帯びたユニホーム姿を忘れることはできない。ペルージャに籍を置く者として今回の2連覇を心から喜び、口惜しさをすべて消化して言葉を紡いた背番号14。静かに語る口調に“必ずまたあの高揚をまとってみせる”、そんな新たなシーズンへの鋭気が漂っていた。
取材・文●佳子S.バディアーリ
【動画】石川祐希も満面の笑み! CLを制したペルージャ、コート上、ロッカーで大盛り上がり
「チームの中のいる者として、サイドアウトがしっかり取れるところがやはり強さかなとは思いますね。そこがやっぱり僕たちのよりどころ。レセプションが非常に良い選手ばかりなのでそれがペルージャの生命線だと感じています。堅実にサイドアウトを重ねられる。そこが崩れない限り、相手にとってはなかなか厳しい戦いになると思います」
「イタリアリーグでは相手チームのサーブが強力なのでリードを許すケースはありましたけど、CLに関しては大きくリードされることがなかったかなと。5点とか大量リードされない限り、1、2点のビハインドは僕らにとってまったく問題ない展開なんです」
その礎は目に見えないものではなく、明確な“ファクト”にあると言う。
「メンタルっていうよりも、それ以上にテクニックと戦術ですね。僕らはそこをメインにしているので。詰まるところサイドアウトの取り方だったり自分たちのやるべきことを練習通りにプレーをするだけなんです。(アンジェロ・ロレンツェッティ)監督は、点数をつけたりして強いこだわりを持って練習を行ないます。1点、1本に妥協を許さない。その追及を日常的にやっていれば試合でも問題ないと言われてきました。なので何が強いって言われたら、対戦相手は多分サイドアウトがしっかり取れることやレセプションがうまいと答えるかなと思いますけど、僕らにとって大事なのは練習でやってるままをどの試合でもしっかり発揮することなんです。僕自身が一緒に練習している中で、また試合を見ていてもそれこそがこのチームの強さだと理解しています」
活躍の場を得て躍動した1年目の昨季。今季は予想外の怪我に見舞われ後半から景色が変わった。
「怪我に関しては何て言うんですか、もう仕方がないことなので。ちょうどシーズンの大事な時期に怪我をしてしまったので、その時点で出場機会が減ることや先発に入るのが難しくなることは分かっていました。僕自身も焦らずにまず怪我を治すことを優先したので、悔しいというふうな気持ちよりも自分のやるべきことに集中して出場機会が少しでもあればいいなぐらいの感覚でいました。実際その通りになったと受け止めていますし、僕個人のこととは切り離してチームが頑張ってくれたことを本当に嬉しく思っています」
コートを縦横無尽に舞って勝ち取った昨季の欧州初制覇。その直後に取材で目にした熱気とまばゆい輝きを帯びたユニホーム姿を忘れることはできない。ペルージャに籍を置く者として今回の2連覇を心から喜び、口惜しさをすべて消化して言葉を紡いた背番号14。静かに語る口調に“必ずまたあの高揚をまとってみせる”、そんな新たなシーズンへの鋭気が漂っていた。
取材・文●佳子S.バディアーリ
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