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格闘技・プロレス

新日本NJC、永田裕志が因縁の鈴木みのるに勝利!ヤングライオン上村優也は、価値ある敗戦

どら増田

2020.06.18

身体が一回り大きくなった上村は、ヤングライオンの担い手として未来を感じさせる戦いをした。(C)新日本プロレス

身体が一回り大きくなった上村は、ヤングライオンの担い手として未来を感じさせる戦いをした。(C)新日本プロレス

「もうわかりました、もう。反則はもうわかったよ。いつも反則してんだったら、たまには正々堂々とやるのもおもしろいんじゃないですか、金丸さん。それを明日やってください、僕と。格下の相手に反則して勝ってもカッコ悪いだけでしょう。今日、あの人をビビらすことができたかどうかわからないですけど、明日は確実にビビることになると思います。今までの僕じゃないんで、まだ出してない技だっていっぱいあるんです。それが出ればわからないです。とりあえず、1回戦勝つために全力注ぎます」

 15日、16日とタッグマッチで鈴木軍と対戦したヤングライオンの上村優也だが、この3カ月半の間に体がひと回り大きくなり、鈴木軍のベテラン選手を相手にしても力負けしなかった。本人も手応えを感じたのだろう。かなり強気な発言をしている。

 NJC1回戦で当たる金丸義信戦は、彼のインサイドワークにどこまで上村が通用するのかがポイントだった。上村は先手を打つべくゴング前に金丸を急襲する。序盤は上村が強烈なヘッドロックで締め上げるなど、力で押していったが、場外戦になると形勢逆転。金丸は「小僧!どうした?」。と挑発しながら、上村に奮起を促す。

 するとスワンダイブ式ダイビングクロスボディアタックや、かんぬきスープレックスを炸裂させ、丸め込みを連発するなどあわやの場面を作る。しかし最後は金丸が一瞬の隙を突いたディープインパクトでカウント3が入った。

 試合後、金丸はウィスキー瓶を手にすると、倒れた上村に上からかけて退場。バックステージでは「あの小僧にしては、まぁまぁのまぁってとこだな」とコメントしたことから、この試合を通じて、上村は金丸の視界に入ったようだ。
 
「あーークソッ!!いつになっても先輩に勝てない!誰よりも練習してきたのに、まだまだ足らないということだ。次、先輩と…誰でもいい同期でも、後輩でも必ず勝ってやる!まだまだ終わらないっす。僕の目標は『スーパーJr.』に出ることなんかじゃないんで!そんなの当たり前過ぎて、『スーパーJr.』で結果残して、IWGPジュニア(王座)に挑戦してやる!これからもデカイ口叩いてやるから見とけよ!」

 上村は悔しさを口にしつつも、IWGPジュニアヘビー級王座獲りを目標に掲げた。体ができてきただけに、技に重みが加わったのは大きい。こういう選手がいることにより、新日本の選手層はより厚みを増していくのだ。歴代のヤングライオンたちと同じ道を上村や、きのう真壁刀義に敗退した辻陽太らが歩んでいくことだろう。

 オカダ・カズチカが外道に、石森太二がゲイブエル・キッドに勝利を収めたため、24日に行なわれる2回戦は、石森対金丸の元プロレスリング・ノア対決と、永田対オカダの2試合に決定した。

◆新日本プロレス◆
『ニュージャパンカップ2020』
2020年6月17日配信
会場非公表(無観客試合)
▼1回戦
○オカダ・カズチカ(15分30秒 コブラクラッチホールド)外道●
○永田裕志(20分35秒 バックドロップホールド)鈴木みのる●
●上村優也(9分32秒 体固め)金丸義信○
※ディープインパクト
●ゲイブリエル・キッド(8分53秒 Yes Lock)石森太二○

文●どら増田

【動画】永田vs鈴木の壮絶な打ち合い。上村は金丸に奇襲攻撃!
 

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