この3人を中心に上位陣が形成されるだろうが、何が起こるか分からないのがゴルフだ。1つの失敗でリズムを崩すこともあれば、1つの成功をきっかけに一気に波に乗ることもある。その意味で、注目したいのは、この試合がプロデビュー戦となる安田祐香と昨年2位タイとなり悔しい思いを味わった原英莉花だ。
安田は初日を1番ホールからトップスタートでティオフする。しかも打順は1番で本来なら緊張する場面だが、肝が据わっている安田だけに、あっさりとフェアウエーをキープするのではないか。同組に仲のいい同い年の吉田優利がいることも心強い。少なくとも9ホールはスパイクマークのないグリーンでラウンドできるだけに、ここでスコアを伸ばして後半につなげたいところだ。
原は昨年の大会で2位タイになったものの、勝てなかったことで技術と忍耐力の足りなさを感じたという。今年は最終日の残り5ホールを迎えても集中力を切らさないように精神面と体力面を鍛えてきたが、それがどこまで生かされるのか注目だろう。技術面ではランニングアプローチをオフの間に練習したとのことだが、それを生かせればリベンジのチャンスも出てくる。高いポテンシャルを持つ選手だけに、今季を占う意味でも要注目だ。
取材・文●山西英希
著者プロフィール/平成元年、出版社に入社し、ゴルフ雑誌編集部所属となる。主にレッスン、観戦記などのトーナメントの取材を担当。2000年に独立し、米PGAツアー、2007年から再び国内男子、女子ツアーを中心に取材する。現在はゴルフ雑誌、ネットを中心に寄稿する。
【PHOTO】渋野日向子、原英莉花、勝みなみ、新垣比菜…日本女子ゴルフが誇る"黄金世代"を厳選フォトで一挙紹介!
安田は初日を1番ホールからトップスタートでティオフする。しかも打順は1番で本来なら緊張する場面だが、肝が据わっている安田だけに、あっさりとフェアウエーをキープするのではないか。同組に仲のいい同い年の吉田優利がいることも心強い。少なくとも9ホールはスパイクマークのないグリーンでラウンドできるだけに、ここでスコアを伸ばして後半につなげたいところだ。
原は昨年の大会で2位タイになったものの、勝てなかったことで技術と忍耐力の足りなさを感じたという。今年は最終日の残り5ホールを迎えても集中力を切らさないように精神面と体力面を鍛えてきたが、それがどこまで生かされるのか注目だろう。技術面ではランニングアプローチをオフの間に練習したとのことだが、それを生かせればリベンジのチャンスも出てくる。高いポテンシャルを持つ選手だけに、今季を占う意味でも要注目だ。
取材・文●山西英希
著者プロフィール/平成元年、出版社に入社し、ゴルフ雑誌編集部所属となる。主にレッスン、観戦記などのトーナメントの取材を担当。2000年に独立し、米PGAツアー、2007年から再び国内男子、女子ツアーを中心に取材する。現在はゴルフ雑誌、ネットを中心に寄稿する。
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