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ゴルフ

思わぬ“2罰打“で出遅れるも…渋野日向子がツアー初戦で得た明日につながる「二つの収穫」【アース・モンダミンカップ】

山西英希

2020.06.25

 1つが、このオフに練習していたランニングアプローチが実戦でも使えると分かったこと。「これまでなら58度のウェッジで打っていた場面でも、あえて52度のウェッジで打ちましたが、上手くパーセーブできました」と笑顔を見せる。この日は雨が降っていただけに、グリーンのスピードを読みづらいところがあった。それでも果敢に新技を試して、成功したことは大きい。

 もう1つはパッティングのルーティーンを変えたことだ。今回はボールを置いた後、素振りを行なわずにアドレスに入っていた。「考えても結果は変わらないし、直感でやるのが自分には合うのかなと」。このオフから挑戦していたが、試合で試しても悪くなかったと言う。パッティングでは、昨年よりもスタンスを狭くして、体重移動を抑え、ストロークの再現性を高める工夫もしたというが、その感触も悪くなかった。
 
 確かに出遅れはしたが、幸いにも今大会は4日間ある。ドライバーショットとショートゲームに光明が差しつつあるだけに、明日以降の巻き返しも十分期待できる。それを信じて、ラウンド後も遅くまで残り、念入りにパッティングの練習を行なっていた。

取材・文●山西英希

著者プロフィール/平成元年、出版社に入社し、ゴルフ雑誌編集部所属となる。主にレッスン、観戦記などのトーナメントの取材を担当。2000年に独立し、米PGAツアー、2007年から再び国内男子、女子ツアーを中心に取材する。現在はゴルフ雑誌、ネットを中心に寄稿する。

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