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格闘技・プロレス

新日本『G1』SANADAがEVILの暴走を止め決勝進出!「プロレス界の希望になってやるよ」

どら増田

2020.10.18

SANADAに対するディック東郷の介入をロスインゴの高橋ヒロムが阻止した。(C)新日本プロレス

SANADAに対するディック東郷の介入をロスインゴの高橋ヒロムが阻止した。(C)新日本プロレス

 メインイベントでは、SANADAとEVILの元パートナー対決が実現。今年7月に『ニュージャパンカップ2020』準決勝で対戦した際には、EVILが暴走ファイトを展開して、勝利を収めている。

 この時点でEVILは引き分け以上で決勝進出、SANADAは勝てば決勝進出となった。EVILのセコンドには今宵もマネージャーのディック東郷が付いている。ゴングが鳴ると場外に出て、実況席でゲスト解説を務める高橋ヒロムを挑発するEVIL。リングに戻りSANADAがペースを掴むも場外から東郷が介入し、EVILは場外でパイプ椅子の山の上に高速ブレーンバスターを決める。

 SANADAもプランチャやパラダイスロック、ドロップキック、タイガースープレックスなどで反撃。ラウンディング・ボディプレスを放つもこれはかわされてしまう。するとEVILは金具剥き出しのコーナーにSANADAを叩きつけ、トップロープからの雪崩式ブレーンバスターからサソリ固め。SANADAは何とかロープエスケープ。EVILはダークネスフォールズからEVILを狙うが、SANADAはTKOで切り返すと、Skull Endへ。

 そして背後にラウンディング・ボディプレス、続けて正調のラウンディング・ボディプレスを放つが、カウント2でレッドシューズ海野レフェリーの足を東郷が引っ張り、EVILと東郷がSANADAにマジックキラーを見舞う。
 
 ここで実況席からヒロムが救出に入るが、ヒロムもマジックキラーを食らってしまう。SANADAは首固めで丸め込むがカウント2。EVILが再びレフェリーを巻き込んでいる間に東郷がSANADAの首をスポイラーズチョーカーで締めにかかるが、ヒロムが蘇生して東郷にトラースキック。ここで突進して来たEVILをかわしたSANADAは、起死回生のオコーナーブリッジでカウント3。SANADAが3連敗から6連勝という見事な逆転勝利でBブロック決勝進出の切符をを手に入れた。SANADAは「明日『G1』の歴史にSANADAの名を残してやるよ」とファンに誓ってバックステージへ。

 インタビュースペースでSANADAは「明日、決定戦でSANADAがプロレス界の希望になってやる」とだけ言い残して控室に歩いていった。

 優勝決定戦は18日、両国大会のメインイベントで、飯伏幸太対SANADAが行なわれる。

◆新日本プロレス◆
『G1クライマックス30』
2020年10月17日
東京・両国国技館 観衆 2917人
▼Bブロック公式戦(30分1本勝負)
<6勝3敗=12点>○SANADA(27分01秒 オコーナーブリッジ)EVIL●<6勝3敗=12点>
※直接対決の結果によりSANADAが決勝進出
<6勝3敗=12点>●内藤哲也(21分06秒 首固め)KENTA○<5勝4敗=10点>
※デスティーノを切り返す
<4勝5敗=8点>○棚橋弘至(12分01秒 エビ固め)ザック・セイバーJr.●<5勝4敗=10点>
※関節技を押し潰す

文●どら増田

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