米ゴルフ専門メディア『Golf Digest』もこの珍事を速報で伝えた。「縁に立ったボールを１分間も眺めたキム・シウー。ルールへの疑念が浮上」と題して、次のようにレポートしている。

「この１週間、パターを壊してツイッターを賑わせてきたキム・シウーが、またしても話題を提供した。今度はなんともコミカルなもので、彼にとっては不運としか言いようがない。我々の取材陣はボールが縁に付いたとき、『風が吹くか地震でも起こらないか』とジョークを飛ばしていたが、キム・シウーはコーヒーを淹れるに十分な時間まで待ち続けた。待って、見て、待って、見て。やがて歓喜が爆発したが、それも束の間だった。コックスによってバーディは訂正されたのである」
  　さらに同メディアは「１罰打とはなかなか酷なルールではある。これによってしばらく、キムはツイッター上の荒波から隠れることができるかもしれない」と続けた。

　結局この日、キム・シウーは３バーディ・３ボギーのイーブンパーでラウンドし、３日目を終えて通算４アンダーの42位タイに順位を下げた。『マスターズ』に続いて“渦中のひと”となって、スマッシュニュースをもたらした俊英。ゴルフファンの間ではすっかり有名人になった感がある。

構成●THE DIGEST編集部

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