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ラグビー

「セブンスでもONE TEAMを…」福岡堅樹が笑顔で明かした“7人制”と“東京五輪”への熱き想い【ラグビーW杯】

川原崇(THE DIGEST編集部)

2019.10.21

 体格的に恵まれていない選手が多くても、創造性と組織力で強敵をなぎ倒した今大会の日本。南アフリカのラッシー・エラスムスHCはお世辞抜きに、「まさに脅威だった。世界に向けて興味深いスタイルで大いに印象付けた」と日本ラグビーを称え、その象徴とも言える存在のひとりが、福岡だった。

 選手本人も小さくない手応えを掴んだ。

「サイズのないひとたちが、どうやってこういうフィジカルな競技で戦っていくかというところで、なにか希望のひとつになれたのなら、自分自身もすごく嬉しいことです。来年は2020年の東京オリンピックがあります。より日本人の素晴らしさを示す、そうしたところに繋がればいいなと思います」

 五輪のラグビー競技はご存知の通り、7人制(セブンス)だ。福岡は所属するパナソニック・ワイルドナイツでの活動と並行しながら新たなジャパンでの戦いに身を投じる。

 今大会で得た収穫は「全部(セブンスに)繋がっている」と話し、「世界で戦っていくうえでの自信は大いに付けることができましたから。ここから数人がセブンスに行くと思うんですけど、勝つためのマインドセットだったり、準備の仕方をチームメイトと共有して、セブンスでもONE TEAMを作り上げられたらいい」と決意を新たにした。

 気の早いメディアに「いつセブンスに合流するのか」と問われ、「まだ分かりません。ちょっと休ませてください(笑)」と茶目っ気たっぷりに答えた。「基本的にオリンピックのあとは15人制で、2020年シーズンいっぱいまではプレーしたいと思っています」とも明かしている。

 福岡のパフォーマンスを拝めるのはあと1年。ワールドクラスの加速力を誇る“フェラーリ”はフルスロットルのまま、最後のその日まで、全力疾走を続けてくれるはずだ。

取材・文●川原崇(THE DIGEST編集部)

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