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モータースポーツ

角田裕毅、ここまでの“修理代”は1億円超!今季、最も多く車を壊したドライバー&チームは?

THE DIGEST編集部

2021.06.11


 そして現時点で1位は、メルセデスのヴァルテリ・ボッタスだ。ここまで多くのトラブルに見舞われたり、アクシデントに巻き込まれたりと不運なシーズンを送っている王者チームの一員は、フロントウイング、バージボード、モノコック、フロントサスペンション、タイヤ、サイドポッド、リアサスペンション、フロア、ギアボックス、ブレーキと、損傷個所も多岐にわたっており、損害の総額は178万9000ユーロ(約2億2000万円)にのぼる。

 ちなみに角田のチームメイトであるピエール・ガスリーはフロントウイングの破損が1回のみで、14万5000ユーロ(約1800万円)で15位。そして、ここまでノーダメージはマクラーレンのランド・ノリスである。

 コンストラクターズでは、アルファタウリは4位。上位は3位がハース、2位がウィリアムズで、1位はメルセデスとなっているが、総額が199万9000ユーロ(約2億4600万円)ということで、ボッタスに“不運”が偏っていることが分かるだろう。逆に最も安かったのはアルピーヌで、6万5000ユーロ(約800万円)だった。
 

 なお、アゼルバイジャンGPでのランス・ストロールとマックス・フェルスタッペンのタイヤバーストによる大クラッシュは、正式な原因が現時点で不明のため、今回の集計には含まれていないとのことだが、ピレリが声明を出したように、デブリを踏んだのが明らかであれば、フロントウイングとタイヤの損壊で最低でも14万6500ユーロ(約1800万円)、さらにサスペンションやギアボックスの内部損傷で大きな額が追加されるようだ。

 今季は各チームに年間の予算制限が課されており、修理に費用がかかれば、マシン開発に回せる額が減ってしまうということで、クラッシュの回数とその程度はチームの命運をも左右することにもなりかねない重要な要素と言えよう。角田はここまで、多くの授業料をチームに払わせたことになるが、今後の好パフォーマンスで“返済”できるか!?

構成●THE DIGEST編集部

【関連動画】アゼルバイジャンGPで2強がまさかの…フェルスタッペンのクラッシュ、ハミルトンのコースアウトの様子

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