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モータースポーツ

「ポイントの機会を自ら逃した」13位の角田裕毅に現地メディアの評価は厳しめ…マルコ顧問からは「相当な頑固者だ」と苦言も

THE DIGEST編集部

2021.06.21

 また、レッドブル・グループのヘルムート・マルコ顧問はオーストリアの『ServusTV』に対し、予選Q1のファーストアタックにおけるターン1での角田のスピンという「不必要なミス」について、「イモラの後で、この種のことは解決したと思っていたが、彼は相当な“頑固者”だということが分かった」と皮肉交じりに苦言を呈し、「我々は角田の信じられないスピードに影響を与えることなく、彼の“衝動的”な性質を抑えてやる必要がある」と語っている。

 現地メディアの評価では、イタリアの『MOTORIONLINE』は「ピットスタートからの13位という成績は悪くはなかった。日本人ドライバーは、スタートからすぐに順位を取り戻すことができた」と綴り、エステバン・オコンやシャルル・ルクレールより先にフィニッシュラインを通過したことを評価。ポーランドの『F1.dzielpasje』は「日本人はピットレーンからスタートで困難な作業を強いられ、ポイント争いに参加するための十分なペースがなかった」と綴った。
 
 オランダの『RN365』は10点満点の採点形式で各ドライバーを評価しているが、角田は単独最低の「4」で、「予選でクラッシュしていなければ、トップ10入りできていただろう。レース自体は良かったが、ポイントを積み重ねる格好の機会を自ら逃してしまった。またひとつミスが増えたが、彼はこれらの解決していかなければならない」との寸評。やはりこちらも、予選でのクラッシュが全てを台無しにしたという見方だった。

 決勝では可能な限りのことはやり切ったという感もあるが、やはり予選のミスが全体に暗い影を落とすこととなってしまった。F1は今回から3週連続開催ということで、角田やチームはすでに次のシュタイアーマルクGPの準備を進めているが、この連戦を終えた後、ポジティブに振り返られるだけの結果を残せているだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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