「スプリント予選で失望を味わい、16番手スタートからの厳しいレースを強いられたものの、タイヤを労わり続け、クリーンな状態を維持したことで着実に順位を上げ、ポイントを獲得するための“準備”をしっかり整えた。チームとしてペースが欠け続けていたシルバーストンにおいて、彼は幾つかの励みを得ることができた」

　一方、『THE RACE』は採点こそ「６」と少し落ちるものの、「予選までの苦戦ぶりを考えれば、地味ながらも効果的な週末だった」とポジティブな記述。その他の寸評は以下の通りである。
  「初日の予選では計量に阻まれてQ１脱落を喫し、スプリント予選ではニコラス・ラティフィに対してアウトから良い追い越しを見せたが、アントニオ・ジョビナッツィの後ろで立ち往生してフラストレーションを溜めた。しかし決勝では、タイヤに苦しめられた前回のオーストリアGPとは打って変わり、誰よりも長い第１スティントとなる戦略を成功させた。もっとも、ポイント獲得には、セルジオ・ペレスのピットイン、キミ・ライコネンのスピン、そしてガスリーのパンクという助けが必要だった」

　予選までは順調だったものの、決勝での戦略が裏目に出てネガティブな結果に終わったオーストリアGPとは真逆の展開・結果となった英国GPでの角田。諦めずに走り抜き、その報酬を得たことは、今後のレースにも良い影響をもたらすのではないだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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