F1第10戦のイギリスGPは7月19日に決勝が行なわれ、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は10位入賞、2レースぶりにポイント獲得を果たした。
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スプリント予選レースの導入による新たなレースフォーマットの影響で、今GPはチーム全体が終始低調であり、16番手スタートの角田にとっても厳しい決勝レースとなることが予想されたが、安定したドライビングで徐々に順位を上げ、終盤でポイント圏内に浮上、これを守り切った。
「今日はポイントを獲れて、とても嬉しいです。プランに沿ってレースを進めようと、タイヤマネジメントに集中しましたが、うまくやれたと思います。今週末はセッションを通して苦戦しました。さらに、新フォーマットにより、僕のようなルーキーには厳しさが増したと思います。そうした中で、チームにとって重要なポイントを持ち帰ることができ、満足しています」
チームの公式サイトを通して、このようにレースを振り返った角田は、また自身のSNSでも「P10(10位)! チャレンジングなフォーマットでしたが、最終的にポイントで終われて良かったです。次はハンガリーです」と結果に対して満足感を示している。
そんな彼について、チームはSNSで「16位からのクリーンで力強いドライビングがポイント獲得という形で報われた」と称賛。また、ミディアムタイヤで可能な限り引っ張るという戦略を立てたチームのテクニカルディレクター、ジョディ・エッギントンは「ユウキは(戦略の)恩恵を受けてポイントを獲得し、(同僚ピエール・ガスリーが終盤のパンクでポイント圏内から脱落した)損害の一部を取り戻すことができた」とコメント。そしてホンダの田辺豊治TDも、「粘り強く走り、貴重なポイントを獲得してくれた」と語った。
フェルスタッペンが1週目でリタイアしたレッドブル・グループのなかで唯一、ポイント圏内に入った角田に対しては、現地メディアも高評価を与えており、オランダの専門サイト『RN365』は「目立たなかったものの、週末を通してノーミスを維持した。このことにも、アルファタウリのドライバーは安堵のため息をついたことだろう。ガスリーと近い位置でレースを展開し、クリーンなドライビングで見せた彼は、ポイント獲得に相応しかった」と評している。
一方、英国の『THE RACE』は「テレビに映ることは少なかったものの、16番グリッドから静かで印象的なチャージを見せて、ホンダ勢の最高位となる10位でフィニッシュした。トップ10に入ったドライバーで、ファイナルラップで角田ほど速く走った者は他にいなかった。これは、彼が常にプッシュしており、ポイントに非常に飢えていることを意味するだろう」と綴った。
週末を通して、今GPについて「ルーキーにとっては難しいフォーマット」と語っていた角田だが、持てる力を全て注ぎ、またチームの可能な限りのサポートを得て、ベストな結果を手にすることができた。この経験は、今後の彼のキャリアにも好影響を与えることだろう。
構成●THE DIGEST編集部
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スプリント予選レースの導入による新たなレースフォーマットの影響で、今GPはチーム全体が終始低調であり、16番手スタートの角田にとっても厳しい決勝レースとなることが予想されたが、安定したドライビングで徐々に順位を上げ、終盤でポイント圏内に浮上、これを守り切った。
「今日はポイントを獲れて、とても嬉しいです。プランに沿ってレースを進めようと、タイヤマネジメントに集中しましたが、うまくやれたと思います。今週末はセッションを通して苦戦しました。さらに、新フォーマットにより、僕のようなルーキーには厳しさが増したと思います。そうした中で、チームにとって重要なポイントを持ち帰ることができ、満足しています」
チームの公式サイトを通して、このようにレースを振り返った角田は、また自身のSNSでも「P10(10位)! チャレンジングなフォーマットでしたが、最終的にポイントで終われて良かったです。次はハンガリーです」と結果に対して満足感を示している。
そんな彼について、チームはSNSで「16位からのクリーンで力強いドライビングがポイント獲得という形で報われた」と称賛。また、ミディアムタイヤで可能な限り引っ張るという戦略を立てたチームのテクニカルディレクター、ジョディ・エッギントンは「ユウキは(戦略の)恩恵を受けてポイントを獲得し、(同僚ピエール・ガスリーが終盤のパンクでポイント圏内から脱落した)損害の一部を取り戻すことができた」とコメント。そしてホンダの田辺豊治TDも、「粘り強く走り、貴重なポイントを獲得してくれた」と語った。
フェルスタッペンが1週目でリタイアしたレッドブル・グループのなかで唯一、ポイント圏内に入った角田に対しては、現地メディアも高評価を与えており、オランダの専門サイト『RN365』は「目立たなかったものの、週末を通してノーミスを維持した。このことにも、アルファタウリのドライバーは安堵のため息をついたことだろう。ガスリーと近い位置でレースを展開し、クリーンなドライビングで見せた彼は、ポイント獲得に相応しかった」と評している。
一方、英国の『THE RACE』は「テレビに映ることは少なかったものの、16番グリッドから静かで印象的なチャージを見せて、ホンダ勢の最高位となる10位でフィニッシュした。トップ10に入ったドライバーで、ファイナルラップで角田ほど速く走った者は他にいなかった。これは、彼が常にプッシュしており、ポイントに非常に飢えていることを意味するだろう」と綴った。
週末を通して、今GPについて「ルーキーにとっては難しいフォーマット」と語っていた角田だが、持てる力を全て注ぎ、またチームの可能な限りのサポートを得て、ベストな結果を手にすることができた。この経験は、今後の彼のキャリアにも好影響を与えることだろう。
構成●THE DIGEST編集部
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