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格闘技・プロレス

激戦必至の大会を徹底予想! 新日本プロレス最強戦士決定戦『G1クライマックス31』優勝するのは誰だ?

どら増田

2021.09.16

 続いてBブロックも見ていこう。

●Bブロックエントリー選手
棚橋弘至(20年連続20回目の出場/2007年・2015年・2018年優勝)
オカダ・カズチカ(10年連続 10回目の出場/2012年・2014年優勝)
後藤洋央紀(14年連続 14回目の出場/2008年優勝)
YOSHI-HASHI(2年連続5回目の出場)
SANADA(6年連続6回目の出場)
タイチ(3年連続3回目の出場)
ジェフ・コブ(3年連続3回目の出場)
EVIL(6年連続6回目の出場)
タマ・トンガ(3年ぶり4回目の出場)
チェーズ・オーエンズ(初出場)

 こちらは3年前の優勝以降、G1では思うような結果が出ていない棚橋弘至に注目だ。

 現在IWGPUSヘビー級王者として絶好調の44歳に対しては“刺客”も多い。とりわけ勝てばベルト挑戦権が回って来る可能性が高いジェフ・コブ、タマ・トンガ、チェーズ・オーエンズの外国人勢は、その首を虎視眈々と狙っている。無論、棚橋もそれは折り込み済みだろう。

 また、個人的に注目したいのは、Bブロック開幕戦となる9.19大阪大会のメインイベントで実現した棚橋とオカダによるビッグマッチ。長年、新日本プロレスをけん引してきた両雄だけに、期待するファンは少なくないはずだ。
 2019年7月にアメリカ・ダラスで開幕した『G1』公式戦での前回対戦で完勝したオカダは、今回のマッチアップについて「IWGP戦線を元の形に戻せるのは俺と棚橋さんだけ」と話している。それだけに最近の新日本にはなかった手に汗握る攻防が見られるのではないかという期待を感じずにはいられない。

 もちろん、直近の試合で勢いに乗るSANADA、タイチ、コブ、EVILの決勝進出も考えられる。だが、いずれにしてもBブロックの鍵は開幕カードにあるのではないだろうか。

 そんな観点から考えた決勝カードは、飯伏と棚橋の“再戦”。そして前者の勝利を予想する。

 新日本は来年の1.4、1.5に東京ドーム2連戦、さらに1.8神奈川・横浜アリーナでの年間最大イベント『レッスルキングダム16』を初の3日間開催する予定だ。おそらくG1優勝者は、東京ドーム大会でのIWGP世界ヘビー級(昨年まではIWGPヘビー級)王座挑戦権利証が与えられる。その点を考慮しても、初代王者としてIWGP世界ヘビー級王座に誰よりも愛着がある飯伏が、G1三連覇の偉業を成し遂げると推測できる。

 今年は残念ながら、ウィル・オスプレイ、ジェイ・ホワイトがエントリーしていない。しかし、この2人の不在によってチャンスを掴んだ選手が飛躍する可能性も小さくはない。

 私は第1回大会から見続けているが、予想通りにいかないのもG1の醍醐味。今年も新日本プロレス最強戦士決定戦を楽しみたい。

文●どら増田

【PHOTO】オカダカズチカ、棚橋弘至、飯伏幸太、内藤哲也…新日本プロレスの最強レスラーたちを厳選ショットで一挙紹介!

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