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モータースポーツ

アブダビGPに臨む角田裕毅、F1ルーキーとしての“ラストレース”に「最高の状態でシーズンを終えたい」と意気込み

THE DIGEST編集部

2021.12.09

 同コースは今年、シケイン撤去などの改修が施されており、大きく特性が変わったと言われているが、「追い越しを容易にするためにコースレイアウトにかなり大きな変更を加えたことで、今年は新しいことを学ぶ必要があります。第一印象は、よりスピーディーで、より流れるようになったということです。そのため、以前は考慮されていたこと、例えばタイヤの摩耗にどのような影響があるかを確認するのは興味深いです」と、昨年とは異なるアプローチが必要であることを強調した。

しかし一方で、「コースが大きく変わっても、過去の経験からはどんな感じか分かっている気がします。適応はしやすいはずなので、チャンスを最大限に生かし、できるだけ多くのポイントを獲得したいと考えています」と自信も覗かせ、「ルーキーとしては最後のレースになるので、この立場でのラストレースを楽しみ、最高の状態でシーズンを終えたいと思います」と、意気込みを語った。
 
 英国のモータースポーツ専門メディア『THE RACE』は、ライバルのアルピーヌに29ポイントと差を広げられ、コンストラクターズ・ランキング5位争いでますます厳しい状況に置かれたアルファタウリの今季を、「1周の速いペース、複雑なレース、ピエール・ガスリーの素晴らしい仕事ぶり、角田の満たされない可能性」と表現。「チームが完全な週末を過ごせていないのは残念であり、来季、可能性を無駄にしないためにも何かを変える必要がある」と指摘している。

 確実に成長は遂げながらも、結果になかなか結びつかなかった角田のF1初年度だが、来季の飛躍への期待度を高める意味でも、新装なったアブダビでのコースの最終戦ではポジティブな結末が望まれる。

構成●THE DIGEST編集部

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