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モータースポーツ

【F1】「ガスリーに近づいてきた」角田裕毅の大幅な前進をスタッフが称賛! 本人はレッドブル昇格への強い思いを語る

THE DIGEST編集部

2022.06.29

「若いドライバーにとって、F1への挑戦は非常に困難なものだと思う。それは、テストの機会が少ないからだ。冬のテストでは様々な確認を行なう必要があるため、ドライバーに車を理解させる時間を割くことが難しい」(ドゥゾトゥー)という状況の中で、角田はしっかり成長ぶりを示しているが、今季は新レギュレーション下で車(AT03)に安定感がなく、アルファタウリはコンストラクターズランキングで7位に止まっており、目標の5位(現在はアルピーヌ)からは30ポイントも離れてしまっている。

 これについては、「シーズンの序盤は難しいものになった。車のペースは間違いなく、より多くのポイントを得るに相応しいものだった。そして最初の3レースは、かなり運が悪かった。ほとんどの場合、ピットストップの直後にセーフティーカーが出てきて、そうなると、我々にできることはほとんどなかった」と振り返った車両責任者は、「モナコGP以降は、低速コーナーで優れたパフォーマンスを示し、非常に高いメカニカルグリップを備えている。車を快適にする方法を見つけた」と、今後に自信を示した。

 この言葉通りにいけば、シーズンの中盤、終盤と、角田には好パフォーマンスと好結果が期待できるはずであり、ガスリーとともにポイントを積み重ねることで、チームの目標にも近づくことができるだろう。
 
 角田はオランダのF1専門サイト『RN365』で「もちろん、世界チャンピオンになりたい」と夢を語り、そのために「現時点で最高のドライバーだと思うマックス(・フェルスタッペン)と同じチームで走ることは良いことだと思います」と、レッドブル昇格への強い思いも明かしている。

「彼と一緒のチームにいられたら、本当に良いだろうと思います。世界タイトルを獲得するという目標を達成したいのなら、彼を倒さなければなりません。そうすることで、自分がF1で最高のドライバーのひとりであると感じることができます。将来、彼と同じチームに所属したいと思います」

 今季、チャンピオンシップを独走する24歳のオランダ人の背中を追う角田。2024年までレッドブルと契約を結んでいるセルジオ・ペレスのシートを奪うためにも、今はアルファタウリの期待に応えて結果を出し続ける必要がある。今週末からイギリスGPが開幕し、7月は4つのレースを戦うことになるが、ここで手応えを掴んで、夏休みに入ることができるか。

構成●THE DIGEST編集部
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