F1チームのアルファタウリは6月24日、ピエール・ガスリーとの契約を2023年まで延長したことを発表した。
その去就が注目されていたフランス人ドライバーだが、来季もイタリア・チームの一員として戦うことが決定し、「このチームと5シーズン、共に戦ってきたが、これまでの過程と進化を誇りに思っている。アルファタウリに残留することが決まり、とても嬉しく思う。今季の新レギュレーションは、我々に新たな挑戦を突きつけており、今後18か月にわたって、チームと一緒に開発プランを進められることは、未来に向けた大きな基盤となる」とのコメントを、チームの公式サイトを通して残している。
【関連記事】仲を深める“角田裕毅&ガスリー”に「予想だにしなかった友情」と海外メディアも注目! 「ファンも夢中」 レッドブルのセルジオ・ペレスがモナコ・グランプリでの優勝後に2024年まで契約を延長したことを発表。これにより、2019年以来の姉妹チーム再昇格が向こう2年間は叶わないことが確定したガスリーには、レッドブル・グループ離脱の噂が流れ、今季終了後にシートが空く可能性があるアストンマーティン、マクラーレン、そしてメルセデス移籍の可能性も各国のメディアによって示唆されていた。
しかし今回のアルファタウリとの契約延長で、ガスリーのストーブリーグの話題はひと段落ついたと言えるが、英国のF1専門サイト『planetf1』は「このフランス人の契約延長のコメントからは、現所属チームの長期プロジェクトに対する関心はあまり感じられない。彼はそのF1キャリアが途切れないよう、アルファタウリに落ち着きながらも、2023年の終わりにレッドブルから脱出できるよう模索する道を選んだ」として、再昇格は諦め、他チーム移籍に完全に舵を切ったと断定している。
行き先としては、フェルナンド・アロンソが仮に引退したとしても、後釜にオスカー・ピアストリが控えているアルピーヌ、同様にテオ・プルシェールという有望な若手を有するアルファロメオの可能性は低いと見ており、アルファタウリと比べたらステップダウンとなるウィリアムズも除外。セバスティアン・ヴェッテルが去るかもしれないアストンマーティンには、まだまだやる気のアロンソが映る可能性があり、ルイス・ハミルトン引退の線もあるメルセデスの場合、ジュニアドライバーがガスリーの前に並ぶことになると見られる。
そこで、最大のターゲットとなるのが、2023年までマクラーレンとの契約をしているダニエル・リカルドのシート。昨季に加入して以来、優勝も飾っているベテランはしかし、安定感に欠けてチームメイトのランド・ノリスの後塵を拝しており、チームからも期待に応えていないとはっきり指摘されるなど、厳しい時を過ごしている。
マクラーレンにとっては、推定年俸1500万ドル(約20億円)でチャンピオンシップランキング13位に沈んでいるコスパの悪い32歳のベテランよりも、その3分の1の500万ドル(約7億円)の26歳(ガスリー)が魅力的に映るのは当然であり、来年になって状況が変わらなければ、両者の距離が一気に縮まる可能性は非常に高いだろう。ゆえに両ドライバーの今季、来季のパフォーマンスには要注目である。
その去就が注目されていたフランス人ドライバーだが、来季もイタリア・チームの一員として戦うことが決定し、「このチームと5シーズン、共に戦ってきたが、これまでの過程と進化を誇りに思っている。アルファタウリに残留することが決まり、とても嬉しく思う。今季の新レギュレーションは、我々に新たな挑戦を突きつけており、今後18か月にわたって、チームと一緒に開発プランを進められることは、未来に向けた大きな基盤となる」とのコメントを、チームの公式サイトを通して残している。
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しかし今回のアルファタウリとの契約延長で、ガスリーのストーブリーグの話題はひと段落ついたと言えるが、英国のF1専門サイト『planetf1』は「このフランス人の契約延長のコメントからは、現所属チームの長期プロジェクトに対する関心はあまり感じられない。彼はそのF1キャリアが途切れないよう、アルファタウリに落ち着きながらも、2023年の終わりにレッドブルから脱出できるよう模索する道を選んだ」として、再昇格は諦め、他チーム移籍に完全に舵を切ったと断定している。
行き先としては、フェルナンド・アロンソが仮に引退したとしても、後釜にオスカー・ピアストリが控えているアルピーヌ、同様にテオ・プルシェールという有望な若手を有するアルファロメオの可能性は低いと見ており、アルファタウリと比べたらステップダウンとなるウィリアムズも除外。セバスティアン・ヴェッテルが去るかもしれないアストンマーティンには、まだまだやる気のアロンソが映る可能性があり、ルイス・ハミルトン引退の線もあるメルセデスの場合、ジュニアドライバーがガスリーの前に並ぶことになると見られる。
そこで、最大のターゲットとなるのが、2023年までマクラーレンとの契約をしているダニエル・リカルドのシート。昨季に加入して以来、優勝も飾っているベテランはしかし、安定感に欠けてチームメイトのランド・ノリスの後塵を拝しており、チームからも期待に応えていないとはっきり指摘されるなど、厳しい時を過ごしている。
マクラーレンにとっては、推定年俸1500万ドル(約20億円)でチャンピオンシップランキング13位に沈んでいるコスパの悪い32歳のベテランよりも、その3分の1の500万ドル(約7億円)の26歳(ガスリー)が魅力的に映るのは当然であり、来年になって状況が変わらなければ、両者の距離が一気に縮まる可能性は非常に高いだろう。ゆえに両ドライバーの今季、来季のパフォーマンスには要注目である。