注目ポイントは、高い弾道のキックの競り合い、防御システムの精度、レフリングへの対応力とさまざまにあるが、特に現場が注視するのは攻める意志だ。
フランカーのリーチ マイケルによると、チームは直近の練習で接点における走者、援護役の動きを再点検。イングランド代表戦時のように相手の防御に飲み込まれず、素早く球をさばきたいようだ。
何よりツアーで掲げてきた「2フェーズマインドセット」というキーワードを肝に銘じる。陣地を問わず攻め始め、好判断のもと2つ以内の局面で勢いを作るのが理想だ。
パスの供給源となる齋藤は、仕組みを論じる以前の心構えを説く。
「もう一度、ジャパンラグビーができれば。スペースがあれば強みであるスキル、スピードを使って、スペースをアタックし続ける」
さらに「どこまで言って(明かして)いいんですかね……」と戸惑いつつ、相手の激しい防御をいなす術についても考えを明かす。
「(迫りくるタックラーの)プレッシャーを受けているのであれば、キックとアタックのバランスを考える。あとは、モメンタム(その局面でどれだけ前に出られているか)のある、なしでアタックの(球を動かす)方向を考えながらやることで、ディフェンスからのプレッシャーを軽減させられると考えています」
今回のゲームの主目的はフランス大会への基盤づくりだ。とはいえ、フィールドに立つアスリートたちは、間違いなく目先の勝敗にこだわる。ノーサイドの瞬間までタフに、まとまって戦う。
取材・文●向 風見也
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フランカーのリーチ マイケルによると、チームは直近の練習で接点における走者、援護役の動きを再点検。イングランド代表戦時のように相手の防御に飲み込まれず、素早く球をさばきたいようだ。
何よりツアーで掲げてきた「2フェーズマインドセット」というキーワードを肝に銘じる。陣地を問わず攻め始め、好判断のもと2つ以内の局面で勢いを作るのが理想だ。
パスの供給源となる齋藤は、仕組みを論じる以前の心構えを説く。
「もう一度、ジャパンラグビーができれば。スペースがあれば強みであるスキル、スピードを使って、スペースをアタックし続ける」
さらに「どこまで言って(明かして)いいんですかね……」と戸惑いつつ、相手の激しい防御をいなす術についても考えを明かす。
「(迫りくるタックラーの)プレッシャーを受けているのであれば、キックとアタックのバランスを考える。あとは、モメンタム(その局面でどれだけ前に出られているか)のある、なしでアタックの(球を動かす)方向を考えながらやることで、ディフェンスからのプレッシャーを軽減させられると考えています」
今回のゲームの主目的はフランス大会への基盤づくりだ。とはいえ、フィールドに立つアスリートたちは、間違いなく目先の勝敗にこだわる。ノーサイドの瞬間までタフに、まとまって戦う。
取材・文●向 風見也
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