スピードに乗ったダイナミックなジャンプを持つ三浦佳生は、シニアデビューした今季から存在感を示している。GPシリーズ第1戦のスケートアメリカ、第2戦のスケートカナダに出場し、連戦の疲れもみせず2つの銀メダルを獲得した。
ショートは安定しており、スケートアメリカではアメリカの新星イリア・マリニン、スケートカナダでは宇野をそれぞれ抑えて首位に立っている。ファイナルでもショートでは3位発進したものの、フリーで失速して総合5位に終わった。この経験を全日本で活かし、メダルを狙いたいところだ。スケールの大きい未完の大器がシニアとして臨む、全日本での戦いぶりに注目したい。
4回転ルッツを跳ぶ才能を持つ佐藤駿は、2019年ジュニアGPファイナルで頂点に立った実績を持つ。しかしシニアに上がってから怪我が続き、2月には左肩を手術している。今季のグランプリシリーズではようやく本来の力を発揮しており、第4戦・イギリス大会で3位、第6戦のフィンランド大会で2位に入ってファイナル出場権を得た。
ファイナルではショート6位と出遅れるが、フリーでは4回転ルッツを含むすべてのジャンプを成功させ、表彰台まであと一歩の総合4位と健闘した。全日本でも実力を発揮すれば、表彰台を狙える力を持つ。怪我に悩まされたジャンプの天才が、ようやくシニアでも花開こうとしている。
昨季は北京五輪、世界選手権で銀メダルを獲得した鍵山優真は、7月に左足首を痛めた影響で今季はまだ試合に出場していない。報道によれば、全日本出場は父である正和コーチを押し切って鍵山自身が決断したという。
世界一まであと一歩というところまで何度も迫っている鍵山だけに、国内開催の世界選手権にかける思いは人一倍強いのではないだろうか。今季初戦となる全日本を無事に戦い抜き、シーズン後半の飛躍につなげたいところだ。
個性豊かな才能が、それぞれの思いを胸に大阪に集結する。日本男子の新時代が始まる全日本は、見逃せない激闘になりそうだ。
文●沢田聡子
【フィギュアスケート ジャパンオープン2022 PHOTO】宇野昌磨、坂本花織、紀平梨花、三浦佳生が大活躍!米国の17歳マリニンは4回転アクセルに挑戦
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ショートは安定しており、スケートアメリカではアメリカの新星イリア・マリニン、スケートカナダでは宇野をそれぞれ抑えて首位に立っている。ファイナルでもショートでは3位発進したものの、フリーで失速して総合5位に終わった。この経験を全日本で活かし、メダルを狙いたいところだ。スケールの大きい未完の大器がシニアとして臨む、全日本での戦いぶりに注目したい。
4回転ルッツを跳ぶ才能を持つ佐藤駿は、2019年ジュニアGPファイナルで頂点に立った実績を持つ。しかしシニアに上がってから怪我が続き、2月には左肩を手術している。今季のグランプリシリーズではようやく本来の力を発揮しており、第4戦・イギリス大会で3位、第6戦のフィンランド大会で2位に入ってファイナル出場権を得た。
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昨季は北京五輪、世界選手権で銀メダルを獲得した鍵山優真は、7月に左足首を痛めた影響で今季はまだ試合に出場していない。報道によれば、全日本出場は父である正和コーチを押し切って鍵山自身が決断したという。
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