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モータースポーツ

繰り上げで初入賞の角田裕毅、各国メディアは軒並み高採点&高評価!「来季は2人の日本人が起用されるかも」との予想も

THE DIGEST編集部

2023.04.04

 また英国スポーツ専門サイト『sportskeeda』は「8」の高採点とし、「アルピーヌに移籍したガスリーから責任を受け継いだ角田は、やや運に恵まれた面もあったが、初ポイント獲得は当然のことだった。この日本人ドライバーは、AT04から自分の体重以上のものを引き出している。F2では岩佐歩夢がチャンピオンシップをリードしており、アルファタウリは来季、2人の日本人ドライバーを起用する可能性がある」と、去就にも言及している。
 
 オランダのF1専門サイト『GPBLOG』は、「角田は再び、AT04の力を可能な限り最大限に引き出し、今回はポイントを獲得した。3戦連続11位でフィニッシュラインを越えたが、サインツへのペナルティーにより、初のポイントに手が届いた。アルファタウリで、これまでのところ全てを正しく行なっているように見えるこのドライバーにとって、それは当然のことである」と評し、こちらも採点は全体6番目となる「8」を与えた。

 なお、同メディアはチーム単位での評価も行なっており、アルファタウリはフェラーリ、アルピーヌと並んで最下位の「5」。寸評では「今季初ポイントをなんとか獲得。しかし、角田が最大限に力を発揮しているにもかかわらず、AT04は期待されていた競争力が欠けている部分が多い。一方のデ・フリースはより角田以上に苦労しており、ポイント圏内に近づけないでいる」と、角田に対してはやはりポジティブな内容となっている。

 最後に、採点ではなくドライバーをランク付けしたのが、英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』。角田は20人中「11番目」の評価で、寸評はこちらもポジティブな内容となったものの、以下の通り、レースウィークエンドを振り返る中で、ネガティブな点を取り上げることも忘れていない。

「フリー走行1回目でスピンした後、ターン1のグラベルでバウンドし、新仕様のフロアにダメージを与えたことで、古いバージョンに戻すことを余儀なくされ、低速パフォーマンスの改善なしで残りの週末を過ごすこととなった。これで0.15~0.2秒のパフォーマンス向上を逃し、さらに予選では計量での不手際によってQ2での最後のプッシュラップで1回しか走れなかったにもかかわらず、チームメイトのニック・デ・フリース(新型フロアを使用)を0.236秒上回ってみせた」

「レースは長く厳しいものとなり、角田は後続への対応に多くの時間を費やすことを強いられたが、ケビン・マグヌッセン(ハース)とアルピーヌ勢がクラッシュし、さらにサインツがペナルティーを受けたことで、それは報われた。ポイントを獲得するに十分に相応しいパフォーマンスであり、力強さを見せたが、金曜のフロアのダメージは、その後の彼にとって非常に不利な要素となったのは事実だ」

構成●THE DIGEST編集部
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