一方、外国人指導者にとって日本の指導現場における体罰・暴力の現状は信じられないようだ。
「そのように選手を扱って、いい結果が生まれるとは思えません。すごく愚かなことだと思います」と表情を曇らせたのは、昨年7月、V1リーグのウルフドッグス名古屋の監督に就任し、22-23年シーズンのVリーグと今年5月の黒鷲旗全日本選抜男女選手権を制し、二冠に導いたヴァレリオ・バルドヴィン監督(55)だ。
イタリア出身で、イタリアのユースチームやクラブチームでヘッドコーチを歴任。男子日本代表の石川祐希や西田有志が所属していたパドヴァやビーボ・ヴァレンティア(ともにイタリア)でもヘッドコーチを務めていた。
「イタリアではそのような行為は、聞いたことがありません。選手をきちんとリスペクトして指導しなければならないのはもちろんですが、スポーツをするものとして、まず人を尊重しなければなりません」と続けた。
さらに「スポーツは、まず楽しまなくてはいけません。(指導者は)年齢に関係なく、スポーツを通して成長するという状況を作らなければなりません。ひどいことをして、誰かの成長につながることは全くありません」と語気を強めた。
相次ぐ体罰・暴力問題に、JVAも手をこまねいてはいない。
指導者だけでなく、選手や保護者らも対象とした【指導と暴力の間に隠れた「未暴力」に目を向ける『暴力撤廃アクション』】を3月24日に発表し、体罰・暴力をバレーの現場からなくす運動を開始。協会ホームページ(https://www.jva.or.jp)の「暴力撤廃アクションウェブサイト」や電話(03-3502-8232)で通報や相談を受け付けている。
また、加盟団体などに指導や報告を受けることしか出来なかった定款や規程を改め、協会内に体罰や暴力、加盟団体の不祥事などを独自に調べることが出来る調査機関を新設する。
川合会長は、体罰・暴力など不祥事に対し、「たとえ恩師や先輩であろうと、隠蔽は一切しません。バレー界を挙げて、暴力撤廃に取り組んでいきます」と明言しており、体罰・暴力問題には指導者の登録抹消や無期限の資格停止など厳罰で臨む方針。
「僕一人でどうにかなる問題ではありませんが、時代は変わっています。昔なら許されたこともあったかもしれませんが、今の時代に体罰や暴力は絶対にダメです。僕らの時代とプレースタイルもどんどん変わって来ています。それと同じように指導者もスタイルを変えていかないといけません。時代の流れに沿わないと」
バレーの伝道師・清水の言葉を、現場の指導者がどう受け止めるか。
取材・文●北野正樹
【著者プロフィール】
きたの・まさき/2020年11月まで一般紙でプロ野球や高校野球、バレーボールなどを担当。関西運動記者クラブ会友。
「イタリアではそのような行為は、聞いたことがありません。選手をきちんとリスペクトして指導しなければならないのはもちろんですが、スポーツをするものとして、まず人を尊重しなければなりません」と続けた。
さらに「スポーツは、まず楽しまなくてはいけません。(指導者は)年齢に関係なく、スポーツを通して成長するという状況を作らなければなりません。ひどいことをして、誰かの成長につながることは全くありません」と語気を強めた。
相次ぐ体罰・暴力問題に、JVAも手をこまねいてはいない。
指導者だけでなく、選手や保護者らも対象とした【指導と暴力の間に隠れた「未暴力」に目を向ける『暴力撤廃アクション』】を3月24日に発表し、体罰・暴力をバレーの現場からなくす運動を開始。協会ホームページ(https://www.jva.or.jp)の「暴力撤廃アクションウェブサイト」や電話(03-3502-8232)で通報や相談を受け付けている。
また、加盟団体などに指導や報告を受けることしか出来なかった定款や規程を改め、協会内に体罰や暴力、加盟団体の不祥事などを独自に調べることが出来る調査機関を新設する。
川合会長は、体罰・暴力など不祥事に対し、「たとえ恩師や先輩であろうと、隠蔽は一切しません。バレー界を挙げて、暴力撤廃に取り組んでいきます」と明言しており、体罰・暴力問題には指導者の登録抹消や無期限の資格停止など厳罰で臨む方針。
「僕一人でどうにかなる問題ではありませんが、時代は変わっています。昔なら許されたこともあったかもしれませんが、今の時代に体罰や暴力は絶対にダメです。僕らの時代とプレースタイルもどんどん変わって来ています。それと同じように指導者もスタイルを変えていかないといけません。時代の流れに沿わないと」
バレーの伝道師・清水の言葉を、現場の指導者がどう受け止めるか。
取材・文●北野正樹
【著者プロフィール】
きたの・まさき/2020年11月まで一般紙でプロ野球や高校野球、バレーボールなどを担当。関西運動記者クラブ会友。
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「そのように選手を扱って、いい結果が生まれるとは思えません。すごく愚かなことだと思います」と表情を曇らせたのは、昨年7月、V1リーグのウルフドッグス名古屋の監督に就任し、22-23年シーズンのVリーグと今年5月の黒鷲旗全日本選抜男女選手権を制し、二冠に導いたヴァレリオ・バルドヴィン監督(55)だ。
イタリア出身で、イタリアのユースチームやクラブチームでヘッドコーチを歴任。男子日本代表の石川祐希や西田有志が所属していたパドヴァやビーボ・ヴァレンティア(ともにイタリア)でもヘッドコーチを務めていた。
「イタリアではそのような行為は、聞いたことがありません。選手をきちんとリスペクトして指導しなければならないのはもちろんですが、スポーツをするものとして、まず人を尊重しなければなりません」と続けた。
さらに「スポーツは、まず楽しまなくてはいけません。(指導者は)年齢に関係なく、スポーツを通して成長するという状況を作らなければなりません。ひどいことをして、誰かの成長につながることは全くありません」と語気を強めた。
相次ぐ体罰・暴力問題に、JVAも手をこまねいてはいない。
指導者だけでなく、選手や保護者らも対象とした【指導と暴力の間に隠れた「未暴力」に目を向ける『暴力撤廃アクション』】を3月24日に発表し、体罰・暴力をバレーの現場からなくす運動を開始。協会ホームページ(https://www.jva.or.jp)の「暴力撤廃アクションウェブサイト」や電話(03-3502-8232)で通報や相談を受け付けている。
また、加盟団体などに指導や報告を受けることしか出来なかった定款や規程を改め、協会内に体罰や暴力、加盟団体の不祥事などを独自に調べることが出来る調査機関を新設する。
川合会長は、体罰・暴力など不祥事に対し、「たとえ恩師や先輩であろうと、隠蔽は一切しません。バレー界を挙げて、暴力撤廃に取り組んでいきます」と明言しており、体罰・暴力問題には指導者の登録抹消や無期限の資格停止など厳罰で臨む方針。
「僕一人でどうにかなる問題ではありませんが、時代は変わっています。昔なら許されたこともあったかもしれませんが、今の時代に体罰や暴力は絶対にダメです。僕らの時代とプレースタイルもどんどん変わって来ています。それと同じように指導者もスタイルを変えていかないといけません。時代の流れに沿わないと」
バレーの伝道師・清水の言葉を、現場の指導者がどう受け止めるか。
取材・文●北野正樹
【著者プロフィール】
きたの・まさき/2020年11月まで一般紙でプロ野球や高校野球、バレーボールなどを担当。関西運動記者クラブ会友。
「イタリアではそのような行為は、聞いたことがありません。選手をきちんとリスペクトして指導しなければならないのはもちろんですが、スポーツをするものとして、まず人を尊重しなければなりません」と続けた。
さらに「スポーツは、まず楽しまなくてはいけません。(指導者は)年齢に関係なく、スポーツを通して成長するという状況を作らなければなりません。ひどいことをして、誰かの成長につながることは全くありません」と語気を強めた。
相次ぐ体罰・暴力問題に、JVAも手をこまねいてはいない。
指導者だけでなく、選手や保護者らも対象とした【指導と暴力の間に隠れた「未暴力」に目を向ける『暴力撤廃アクション』】を3月24日に発表し、体罰・暴力をバレーの現場からなくす運動を開始。協会ホームページ(https://www.jva.or.jp)の「暴力撤廃アクションウェブサイト」や電話(03-3502-8232)で通報や相談を受け付けている。
また、加盟団体などに指導や報告を受けることしか出来なかった定款や規程を改め、協会内に体罰や暴力、加盟団体の不祥事などを独自に調べることが出来る調査機関を新設する。
川合会長は、体罰・暴力など不祥事に対し、「たとえ恩師や先輩であろうと、隠蔽は一切しません。バレー界を挙げて、暴力撤廃に取り組んでいきます」と明言しており、体罰・暴力問題には指導者の登録抹消や無期限の資格停止など厳罰で臨む方針。
「僕一人でどうにかなる問題ではありませんが、時代は変わっています。昔なら許されたこともあったかもしれませんが、今の時代に体罰や暴力は絶対にダメです。僕らの時代とプレースタイルもどんどん変わって来ています。それと同じように指導者もスタイルを変えていかないといけません。時代の流れに沿わないと」
バレーの伝道師・清水の言葉を、現場の指導者がどう受け止めるか。
取材・文●北野正樹
【著者プロフィール】
きたの・まさき/2020年11月まで一般紙でプロ野球や高校野球、バレーボールなどを担当。関西運動記者クラブ会友。
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