同採点のスポーツ専門サイト『sportskeeda』は、「ユウキは今週末も好調な走りを披露。日本人ドライバーはレースの大部分で９番手を走行していた。ブレーキの問題で最終的に順位を落としてしまったのは痛手だったが、それでも彼にとって2023年のモナコは力強いものだった」と称賛した。
  　オランダのF１専門サイト『GPBLOG』の採点もやはり「８」で、「ブレーキの問題によって、角田のレースは失望に満ちたものとなってしまったが、この日本人は再び頭角を現わした。アルファタウリのドライバーは予選でQ３に到達し、レースではポイント獲得に近づいているように見えた。無線でエンジニアを“叱責”したのも無理はない」とポジティブに評価。続いて、スペインのF１専門サイト『F1i.com』は「6.5」（下位の中では図抜けて高い採点）とし、以下のように寸評を綴っている。

「ユウキはモナコで非常に良い予選セッションを過ごした。それまでの３回のフリー走行ではトップ10圏外に終わっていたが、ここでは予選の順位が全てであり、彼はポイント獲得の絶好のチャンスを手にした。決勝では、雨が降り始めた際のインターへの変更は良いタイミングで行なわれたが、ブレーキの問題を抱えたAT04は雨天では事実上走行不能で、３周で６つ順位を落としてしまい、その後、雨が止んだもののすでに手遅れ。日本人ドライバーを救うものは何もなかった」

　最後に、英国のモータースーツ専門サイト『THE RACE』は、採点ではなくランク付けでドライバーを評価。角田は今回も、本来の順位より高い「11位」で、寸評では以下のように日本人ドライバーの週末を振り返った。

「レースでは、ドライの間は堅実に９番手を維持。ハードタイヤで雨が降るまで走り続けるという戦略も理想的なものだったが、ウェットコンディションでインターに替えると、ブレーキングの問題は覆い隠せなかった。マクラーレン勢に簡単に追い越され、さらにエスケープロードに侵入してポジションを失ったが、トラブルの程度を考えれば、それは許容範囲だ。それでも、好調な週末は台無しとなった」

構成●THE DIGEST編集部
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