第3セットはブロックとエースによる山田の連続得点で序盤からギアを上げ、ブレーク9回とエース3本などで相手を圧倒。一度もリードを譲らず1セットアップに成功する。
しかし、続く第4セットでは、拮抗した展開の序盤に井上のバックアタックがラインを割り、リードを許してしまう。セッターの柴田とアタッカーの和田を投入し流れを変えたいところで、試合最多の23得点を挙げたウゼラツの決定力がまたしても立ちはだかる。サーブミスの後、相手の3連続ブレ―クで中盤に4点のビハインドを負い失速。終盤に3点差まで盛り返すが、井上と古賀が続けざまにブロックに封じ込まれて、フルセットへ持ち込まれた。
井上に替えて田中を送り出した最終セット、序盤に1点のリードを奪うが、相手は主将カタリナ・ラゾビッチが次々とラリーを制して勢いに乗り、ネットインエースで運も味方につける。日本は、古賀のアタックが2本連続でラインを割ると、交代起用した石川も一打目をブロックに阻まれるなど、まさかの8連続失点。終盤、石川が4連続得点を挙げると、国際バレーボール連盟の配信サービス『Volleyball World TV』の解説者ニック・ホーリング氏は、「パワースイッチ、オン!」と豪快さに熱狂し、「救世主になるか!」とエールを送るも、大きく開いた点差が重くのしかかり、2連敗を喫した。
古賀はチーム最多で全体2位の21得点(アタック19、ブロック1、エース1)、井上が18得点(アタック16、ブロック1、エース1)、林が12得点(アタックのみ)。チームスタッツでは、アタックで66得点を挙げてセルビアの58得点を上回り、エースも2本多い6本を記録したが、ブロックは日本の6本に対し、2倍以上の14本と大差をつけられた。勝機は十分にあった日本だが、初白星への執念で攻守のレベルを上げたセルビアに押し切られての敗戦となった。
中国戦から黒星が続く日本だが、世界ランクは7位をキープ。現地6月15日に行なわれる第2戦で同26位の韓国と対戦する。
文●佳子S.バディアーリ
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中国戦から黒星が続く日本だが、世界ランクは7位をキープ。現地6月15日に行なわれる第2戦で同26位の韓国と対戦する。
文●佳子S.バディアーリ
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