迎えた第3セットは、相手のエースなどで序盤に2点のビハインドを負う。だが、荒木のブロックでブレークに成功した後、強烈な打球でサイドアウトをもたらした石川が、待望のエースを2連続で決める。3本目のサーブにも苦しんだ相手を荒木が再びシャットアウト。一気に4点のリード奪う。このまま勢いに乗るかと思われたが、「点数は気にするな。アタックはブロックを怖がらず思い切って。下を向かずに前へ進もう」とタイムアウトの度に繰り返すセザール・エルナンデス監督の言葉に韓国が奮起。日本は攻守が噛み合わない時間が続き、追い上げを許す。後半の入りに1点差に詰め寄られたところで、石川をベンチに下げて古賀を投入。続いてリベロも目黒を西村弥菜美に替える。
すると、主将がさすがの活躍を見せる。相手のショーとサーブでレセプションが流れ同点とされかけると、関が何とか上げた低めのトスを打ち切りブロックアウト。さらに、サーブで相手セッターの反則を誘い、リードを3点に戻し、安定した守備でテンポの速い日本らしい攻撃を引き出す。中盤から途中出場していた和田もフェイントと強打にエースを加えて韓国を引き離す。最後は、ネット際の押し込みでマッチポイントを引き寄せた山田が決勝弾も叩き込み試合終了。ストレート勝ちで2試合ぶりの勝利を収めた。
井上が試合最多の12得点(アタック9、エース3)。今年初の先発出場だった石川は11得点(アタック9、サーブ2)で山田が同じく11得点(アタック9、ブロック2)、林も10得点(アタック9.ブロック1)と、4選手が二桁得点を記録した。チーム全体では、アタック決定本数44本で25本の韓国を圧倒。その一方で、やや目立ったミスでは18本に対して相手が17本とほぼ並んだ。
林は、試合後のオンコートインタビューで「昨日(セルビア戦)の反省として、スタートの入りが良くないセットはあまり良い流れにできなかったので、スタートから勢いを持って入ろうと全員で話して、そこはできていた」と戦いを振り返った。韓国の監督が万策尽きた表情で、“世界トップ”と称賛した日本の堅い守備について聞かれると、「日本は身長がそれほど高くないので、粘り強く最後まであきらめずに、最後までボールを追うことを意識している」と心構えを明かした。
6戦を終えて4勝2敗とした日本代表は、予選ラウンドの5位へ浮上。世界ランクでは7位をキープして、現地6月16日の第3戦で同12位のドイツと対戦する。
文●佳子S.バディアーリ
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井上が試合最多の12得点(アタック9、エース3)。今年初の先発出場だった石川は11得点(アタック9、サーブ2)で山田が同じく11得点(アタック9、ブロック2)、林も10得点(アタック9.ブロック1)と、4選手が二桁得点を記録した。チーム全体では、アタック決定本数44本で25本の韓国を圧倒。その一方で、やや目立ったミスでは18本に対して相手が17本とほぼ並んだ。
林は、試合後のオンコートインタビューで「昨日(セルビア戦)の反省として、スタートの入りが良くないセットはあまり良い流れにできなかったので、スタートから勢いを持って入ろうと全員で話して、そこはできていた」と戦いを振り返った。韓国の監督が万策尽きた表情で、“世界トップ”と称賛した日本の堅い守備について聞かれると、「日本は身長がそれほど高くないので、粘り強く最後まであきらめずに、最後までボールを追うことを意識している」と心構えを明かした。
6戦を終えて4勝2敗とした日本代表は、予選ラウンドの5位へ浮上。世界ランクでは7位をキープして、現地6月16日の第3戦で同12位のドイツと対戦する。
文●佳子S.バディアーリ
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