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バレーボール

「まるでビデオゲーム!」高橋藍が魅せた“空中フェイク”に識者も驚愕!関田誠大には「まさにセッターの真骨頂」【男子バレーVNL】

佳子S.バディアーリ

2023.06.22

 開始からキューバのサーブミスが続いた第3セット、西田の被ブロックと相手のエースでリードを手放し、僅差で追う展開に。そこで躍動したのは高橋藍。まず、後衛からの攻撃でジャンプの後、空中姿勢のままアンダーでフェイクトス。ライトの西田がこれを押し込む。さらに、完璧なバックアタックを次々と叩き込むと、その精密な超速弾に、国際バレーボール連盟の配信サービス『Volleyball World TV』の解説者ルーカス・クレイトン氏は、「まるでビデオゲーム」と大興奮した。高橋藍はこの後も、山内と西田とともにサーブで猛攻に貢献。日本はここで積み上げた3点のリードをキープしたままこのセットも奪い、ストレート勝ちで怒涛の6連勝。予選ラウンド前半を終えて全16チーム中、唯一の無傷で単独首位を堅守した。
 
 高橋藍は試合最多の14得点(アタック13、ブロック1)、アタックのみで西田が9得点、石川は5得点。山内はアタック決定率72.7%で9得点(アタック8、ブロック1)、小野寺が同決定率100%で8得点(アタック7、ブロック1)を記録する活躍でミドル陣がチームに勢いをもたらした。

 配信のゲスト解説者リアム・スケッチャー氏は、司令塔・関田のパフォーマンスに感服。「ほかが真似できない日本のスピード攻撃は、関田の明晰な頭脳と高度な技術があってこそ。同じポジションに190cm超えの長身選手が台頭するなか、試合を掌握する仕事ぶりはまさにセッターの真骨頂。高く評価されるべき選手だ」と大絶賛した。同氏の言葉通り、関田は6試合を終えたベストセッター・ランキングで米国のマイカ・クリステンソンを抑え、ブラジルのブルーノ・レゼンデと並んで首位に踊り出ている。

 日本代表は、現地6月22日に行われる第3戦で世界ランク2位のブラジルに挑む。

文●佳子S.バディアーリ

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