6月11日、愛知県・名古屋市(日本ガイシホール)で開催中の国際バレーボール連盟主催『ネーションズリーグ(VNL)』で、男子の予選ラウンド1週目のプール2第4戦が行なわれた。世界ランク7位の日本代表は、同5位フランスと対戦し、セットカウント3-1(25-27、25‐22、25‐21、25‐20)で逆転勝利を収め、日本のファンの前で4連勝を挙げて自国開催を締めくくった。
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初戦のイランに続き、セルビアとブルガリアも倒して3連勝中の日本。この試合開始の時点で、全勝で並ぶポーランドを勝点で上回り、予選ラウンドの順位は米国に次ぐ2位だ。一方、一部の主力勢を招集せず1週目に臨んでいるフランスは、その影響を受けてか、同じ欧州のポーランドとスロベニアに敗れ、勝利したのは中国戦のみ。3試合を終えて1勝2敗で黒星が先行し、世界ランクで大会開幕時の3位から5位へ順位を落としている。
パリ五輪出場権の獲得へ向けて、上位国を倒してポイントを手に入れたい日本は、アウトサイドヒッターの石川祐希と高橋藍、オポジットの西田有志、ミドルブロッカーの小野寺太志と高橋健太郎、セッターの関田誠大、リベロの山本智大を先発に起用した。
第1セットは、序盤にサーブとアタックのミスなどが続いた後、相手に連続得点を許すなどしてビハインドが4点まで広がる。中盤に入り、高橋(健)のブロックと石川のエースで巻き返しの口火を切ると、西田のエースとアタック、高橋(藍)のフェイントでフランスの背中を捉える。終盤、石川がブロックとクロス弾で2度にわたり相手のセットポイントを阻止するが、一歩及ばず。逃げ切られ試合を先行された。
だが、このセットで見せた力戦奮闘は勝利へのプロローグだった。
第2セット、石川のバックアタックで序盤にリードを奪うが、西田のサーブとアタックでミスが出る。さらに、パナソニックパンサーズのロラン・ティリ監督を父に持つ経験豊富なアウトサイドヒッター、ケバン・ティリに2得点を許してリードを手放す。高橋(健)が連続ブロックを決めると、相手はフェイントで応戦。我慢の時間が続くなか、主将石川が渾身のプレーでチームの背中を押す。コートを逸れたレセプションを、ダイブしながらワンハンドレシーブでつなぐ。そして、すぐさまブロックに跳ぶと手に当てたボールは相手側のコーナーへ吸い込まれた。終盤には、途中出場した宮浦健人がファーストタッチでいきなり得点。西田もエースを叩き込む。迎えたセットポイントで高橋(藍)が相手守備をサーブで崩して宮浦がモンスターブロック。日本が試合を振り出しに戻した。
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初戦のイランに続き、セルビアとブルガリアも倒して3連勝中の日本。この試合開始の時点で、全勝で並ぶポーランドを勝点で上回り、予選ラウンドの順位は米国に次ぐ2位だ。一方、一部の主力勢を招集せず1週目に臨んでいるフランスは、その影響を受けてか、同じ欧州のポーランドとスロベニアに敗れ、勝利したのは中国戦のみ。3試合を終えて1勝2敗で黒星が先行し、世界ランクで大会開幕時の3位から5位へ順位を落としている。
パリ五輪出場権の獲得へ向けて、上位国を倒してポイントを手に入れたい日本は、アウトサイドヒッターの石川祐希と高橋藍、オポジットの西田有志、ミドルブロッカーの小野寺太志と高橋健太郎、セッターの関田誠大、リベロの山本智大を先発に起用した。
第1セットは、序盤にサーブとアタックのミスなどが続いた後、相手に連続得点を許すなどしてビハインドが4点まで広がる。中盤に入り、高橋(健)のブロックと石川のエースで巻き返しの口火を切ると、西田のエースとアタック、高橋(藍)のフェイントでフランスの背中を捉える。終盤、石川がブロックとクロス弾で2度にわたり相手のセットポイントを阻止するが、一歩及ばず。逃げ切られ試合を先行された。
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第2セット、石川のバックアタックで序盤にリードを奪うが、西田のサーブとアタックでミスが出る。さらに、パナソニックパンサーズのロラン・ティリ監督を父に持つ経験豊富なアウトサイドヒッター、ケバン・ティリに2得点を許してリードを手放す。高橋(健)が連続ブロックを決めると、相手はフェイントで応戦。我慢の時間が続くなか、主将石川が渾身のプレーでチームの背中を押す。コートを逸れたレセプションを、ダイブしながらワンハンドレシーブでつなぐ。そして、すぐさまブロックに跳ぶと手に当てたボールは相手側のコーナーへ吸い込まれた。終盤には、途中出場した宮浦健人がファーストタッチでいきなり得点。西田もエースを叩き込む。迎えたセットポイントで高橋(藍)が相手守備をサーブで崩して宮浦がモンスターブロック。日本が試合を振り出しに戻した。
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