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バレーボール

「誰が日本を止めるんだ?」8戦全勝の日本男子バレーに海外驚嘆! 勝負を決めた石川祐希に識者も興奮「灼熱の一打!」【VNL男子バレー】

佳子S.バディアーリ

2023.06.25

 重要な最終セット、負傷を押してコートに立ち続けた石川が闘志全開の攻守でチームを鼓舞する。バックアタックでリードを奪った後、ワンハンドで上げたディグを、関田が滑り込みながらレフトへ配球。それを高橋(藍)が勇敢に打ち切り追加点を挙げる。直後には、宮浦の強力なサーブがダイレクト弾を呼び込み早々にリードを3点とする。途中、1点差に詰め寄られるが、サイドアウトを続けて乗り切ると、勝負どころの終盤にまたも石川が獅子奮迅。サーブで相手を揺さぶり、後衛から鮮やかな打球で得点を二桁に乗せる。アルゼンチンがタイムアウトを取るも、スイッチが入った日本を止めるすべはなかった。迎えたマッチポイントを、主将が渾身のレフト弾で制して勝利。2週目の最終戦を8連勝で締めくくり、単独首位を守り切った。
 
 高橋(藍)が試合最多の32得点(アタック29、ブロック2、エース1)、宮浦は28得点(アタック27、ブロック1)、石川も17得点(アタック16、エース1)を記録した。

 国際バレーボール連盟の配信サービス『Volleyball World TV』で解説を務めたリアム・スケッチャー氏は、勝敗を左右した石川のアタックに、「灼熱の一打!」と声を上げ、激闘を制した日本のパフォーマンスを、「最高クォリティのコンビネーション」「選手たちの冷静さに感服」と讃えた。実況担当のルーカス・クレイトン氏も、「常識破りなバレーボール」「感服の一言」「誰が日本を止めるんだ?」と絶賛の言葉を贈った。

 予選ラウンド3週目はフィリピン・パタヤで現地7月4日からスタート。世界ランク7位の日本は、23位中国、11位オランダ、3位イタリア、1位ポーランド(対戦順)との戦いに挑む。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】高橋藍が32得点! 石川祐希が攻守に奮闘! 日本、再びフルセットの激闘を制す

【PHOTO】バレーボールネーションズリーグ2023男子日本代表、龍神NIPPONのキャプテン・石川祐希を特集!

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