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バレーボール

日本代表、格下の中国にフルセットの辛勝! 高橋藍が“苦戦”した理由を明かす「ナーバスになっていた」【男子バレーVNL】

THE DIGEST編集部

2023.07.05

 落とすわけにいかない第4セット、序盤はサーブミスでリズムに乗れず、3点のビハインドを負う。だが、宮浦が流れを引き寄せる。後衛から同点弾を放ち、終盤には、足で上げたディグから追加点。高橋藍の2段トスをフルスウイングで叩いてセットポイントを呼び込み、相手のサーブミスでフルセットへ。

 勝負の最終セットで日本は、石川のバックアタックと宮浦のネットインエースで接戦を抜け出し、高橋藍が相手ブロックを見極めた技ありのアタックでリードを広げる。3点のビハインドを負った中国は、ミスを連発して失速。2度目のマッチポイントを宮浦がライトからの豪快弾で制して逆転勝利を収めた。

 石川がチーム最多の18得点(アタック16、ブロック1、エース1)、宮浦は途中出場ながら15得点(アタック14、エース1)の活躍。エース4本を記録した高橋藍と3セット目まで出場の西田も二桁得点を記録した。全体で被ブロック17本は課題となったが、苦しい戦いを勝ち切ったことで、チームの成長を示したと言えるだろう。
 
 ホスト国フィリピンで最大発行部数を誇る日刊紙『Philippine Daily Inquirer』は、現地で大人気の日本代表のインタビューを公式サイトで紹介。高橋藍は試合を振り返り、「1セット目を終えてチームは気落ちし、ナーバスになっていてそれを改善する必要があった。第2セットで気持ちを切り替えることができ、セットを取ったことでさらに大きく変わることができた」とメンタル面で苦慮したと明かしたという。

 西田は、ホーム戦かと錯覚するほど絶大な応援を受けながらの試合を終えて、「今日は、もの凄いエネルギーをもらうことができた。大勢のファンの存在と最高の雰囲気を感じることができ、とてもうれしく思う」とコメントしている。

 日本代表の次戦は、2日間の休養日をはさんで現地7月7日。決勝Rへ向け首位を死守するべく、石川が所属するイタリア・セリエAのミラノで指揮を執るロベルト・ピアッツァ監督が率いる世界ランク10位のオランダと対戦する。

構成●THE DIGEST編集部

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