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【女子ゴルフ】ほぼ無名の存在だった19歳・櫻井心那はなぜ優勝できたのか。 自称“飛ばし屋”が明かす将来の夢とは?

THE DIGEST編集部

2023.07.07

長崎県長崎市出身の櫻井。2004年2月13日生まれの19歳だ。(C)Getty Images

長崎県長崎市出身の櫻井。2004年2月13日生まれの19歳だ。(C)Getty Images

 例えばグリーン上で自分がフックラインだと読んだとする。しかし、キャディからスライスもあるよと言われると、どうしてもストレート気味に打ってしまう。結果的にフックだったときに後悔が残るのだ。

 自分の思うようなゴルフができていないと思い、6月の『宮里藍サントリーレディスオープン』から、昨年までのようにあえて自分の考えを優先すると、ようやく自分らしいゴルフができるようになってきた。

 また、飛距離が武器であるのに、100ヤード以内が苦手という弱点を抱えていたが、それを改善するために、『資生堂レディスオープン』の練習日にコーチとウェッジの打ち方などを修正したことも本戦に生きた。

 櫻井自身としては、もっと早い時期に優勝するつもりだったが、とりあえず、1勝できたのは大きい。ステップアップツアーのようにひとつ勝ったからといって、ポンポン勝てるほどレギュラーツアーは甘くないが、それでも大きな自信を付けたことは間違いない。
 
 将来的には海外ツアーに参戦したい意思を持つ櫻井。その契機は昨年8月のインドネシアにあった。参戦していたメジャーホルダーが300人近い地元のギャラリーからサインを求められて囲まれている光景を目の当たりにした時だ。

「自分が生まれた土地でも育った土地でもないのに、大勢のファンがいるのってすごい素敵だなと。ファンもキラキラ笑顔で、選手もキラキラしていて、私もそういう世界で戦ってみたいなと思ったんです」

 櫻井が持つドライバーの飛距離や物怖じしない性格、自分の考えをきちんと言えることなど、海外で戦える素養は十分ある。あとはそれらをどれだけ磨いていくかは、今後のプレーぶりが証明するだろう。まずはその前に、出身地である長崎で開催される今年の『日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯』で公式戦初優勝を狙う。

構成●THE DIGEST編集部

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