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モータースポーツ

各国F1専門メディアが角田裕毅を称賛! FP2で4番手とハンガリーGP好発進「リカルドはポジティブな手応え。しかし本当のスターはツノダだ」

THE DIGEST編集部

2023.07.22

 各国の専門メディアの報道を見ると、やはり新たなチームメイトとなったリカルドとの比較が多く、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は「ダニエルはステアリングを握った初日の順位は14番手に過ぎなかったが、手応えはポジティブなものだった」とリカルドに言及した後、「しかし、コース上の本当のスターは角田である。この日本人ドライバーは、ハンガロリンクでの“異様”なセッションで4番手だった」と報じた。

 フランスのモータースポーツ専門サイト『Motorsport.NEXTGEN-AUTO.com』も、「リカルドは14番手で初日を終了した。一方、チームメイトの角田はこのセッションで4番手タイムを記録し、好調な一日を過ごした。日本人ドライバーにとって、そのパフォーマンスは非常に良いものだった」と綴っている。
 
 最後に、イギリスのモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、まずアルファタウリの新たなアップデートについて「シルバーストンよりもはるかに良く見える」と評価し、注目のリカルドの復帰初日を「新たなチームメイトとなった角田の、目を引くラップタイムに遅れをとったにもかかわらず、心強いスタートを切った」と報じた。

 同メディアはまた、リカルドが非常に慎重だったことを伝え、まずはステアリングのボタンの入念な確認から始まり、走行ではコーナーで角田に比べてかなり早めのブレーキングを心掛け、徐々に遅らせてタイムを確実に上げていく彼のアプローチに対してポジティブな見解を示した。また、アンダーステアに対してフロントウイングの調整ではなく、エンジンブレーキを強めて対処したことにも注目している。

 角田と0.451秒の差がついた点については、前述の通り、まだリカルドが慎重であることに加え、角田が縁石にフロントタイヤを乗せてアンダーステア気味の車を回転させていたことを紹介し、一貫してワイドなライン取りを見せていたリカルドが、今後もこのアプローチを変えずいくのかどうかにも興味を示した。

 いずれにせよ、「0.4秒差は大きな差に見えるが、どのセクターでも僅差である。雨の影響を受けながらの初日としては、リカルドにとってはまずまずの一日だったようだ」と、同メディアは総括。リカルドも「ユウキは非常に良い一日を過ごせたようだ。全てをまとめれば、明日は大丈夫だろう」と、チームメイトの好調が自身にも恩恵をもたらすと捉えており、今後、両ドライバーの差がどのように変化していくかが興味深い。

構成●THE DIGEST編集部
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