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バレーボール

東京五輪優勝監督からの「一緒にやりたい」が移籍の決め手! 日本代表の西田有志&山本智大がパナソニック入団会見

北野正樹

2023.07.28

ティリ監督(左)と握手する山本智大。写真:北野正樹

ティリ監督(左)と握手する山本智大。写真:北野正樹

 今季は、柳田将洋、深津旭弘(いずれも東京GB)や小野寺太志(サントリー)ら、代表クラスの移籍が相次いだ。

 今年5月の取材に対し、「自分がトライをしてみたいと思い、トライすることが出来るのがプロ。(必要だと求められる)そこが(自身への)評価だと思っている。そういうものがプロである自分たちの存在価値だとも思う。(移籍は)海外では普通のことで、国内の他のスポーツでもそれが当たり前になって来た」と語っていた西田は、「ちょっとずつ増えてきたのは、バレー界にとっていい方向だと感じている」と、ファンの理解も含めて今の動きを歓迎。
 
 山本も「移籍について日本はまだナーバスになっているが、プロの世界なので本当にやりたいチームで優勝を目指してやるのがいいと思っているので、いい方向に向かっていると感じる」という。

 この日、会見場となったパナソニックアリーナが所在する枚方市は、全国で最も高い気温39.8度を記録。枚方の印象について、山本は「ひらかたパークが大きいのと、ホームゲームの観客動員数や屋外の屋台などをみると、チームや組織としてしっかりとしているイメージ」という。西田は、地域密着のチーム活動を評価し「(バレー教室など)パナソニックがやっている活動があるからこその、ホームゲームでの熱量だと思う。ここで試合をすると、応援されているわけではないのにすごくうれしく感じた」と、ライバルチームの選手として感じたパナソニックの印象を語っていた。

 ネーションズリーグ(VNL)で、銅メダルを獲得し主要国際大会で46年ぶりの表彰台に立った男子バレーの「龍神NIPPON」。

 腰痛で終盤戦を欠場した西田は「すごくうれしい気持ちがあるが、チームに迷惑をかけた意味で歯がゆい大会でもあった。僕自身、表彰台に上がっていないので悔しさは誰よりも感じているので、アジア選手権やOQT(パリ五輪予選兼ワールドカップ)で取り返したいと思っている」と、巻き返しを誓っていた。

文●北野正樹(フリーライター)
【著者プロフィール】
きたの・まさき/2020年11月まで一般紙でプロ野球や高校野球、バレーボールなどを担当。関西運動記者クラブ会友。
【動画】国内リーグにも勢いをつけるか。龍神NIPPON、46年ぶり表彰台を決めたイタリア戦

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