イギリスのスポーツ専門サイト『sportskeeda』は、「ユウキの２つの物語。ベルギーでは予選、決勝と力強かったが、スプリントは不調であり、それが最終評価に悪影響を及ぼすこととなった。しかし、決勝でポイントを獲得したことで、角田に笑顔がもたらされたことは間違いない」と綴り、採点は「７」。同採点としたスペインのF１専門サイト『F1i.com』の寸評は、ポジティブなものとなった。
  「４月末のアゼルバイジャンGP以来となるポイントを手にしたことは、リカルドではなく自分がチームリーダーである、という角田の主張が再確認できるものだった。日本のスターの予選はトップ10まであと少しと印象的だったが、スプリントはそうではなかった。そして決勝は、単純なミディアム→ミディアム→ソフトのシンプルな２ストップ戦略が機能し、２周を除いて全ての周回でトップ10以内を走ることができた」

　イギリスのモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、今回も採点ではなくランキング形式を採用し、角田は実際の順位を大きく上回る「５位」。「土曜のスプリントは、フロントのグリップ不足に苦戦して上手くいかなかったが、金曜日と日曜日の彼のパフォーマンスは素晴らしく、ポイントを獲得できるはずのなかったアルファタウリを10位に導き、終盤にはガスリーを寄せ付けない素晴らしい仕事を果たした。土曜日は苦労するも、それ以外は素晴らしい週末となった」と評している。

　最後に、オランダのモータースポーツ専門サイト『GPBLOG』はチーム単位で評価を下し、アルファタウリには「８」の高採点を与え、「アルファタウリが最後にポイントを獲得したのはアゼルバイジャンGPだったが、ついに角田が再び10位に入った。『AT04』はスタート直後に８番手に浮上して一時は６番手につけたものの、日本人ドライバーは若干後退。とはいえ、彼はフランツ・トストのチームを勢いづけた。一方のリカルドも、スプリントでは10位と、こちらも悪くなかった」と、両ドライバーに対して好意的な見方を示した。

構成●THE DIGEST編集部
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