──一方の日本代表ですが、7月から8月にかけての試合をご覧になってどう感じましたか?
いい部分もあったのですが、まだチームとして固まりきれていないと感じています。でも、15年W杯の時も日本代表は大会直前のジョージア戦(日本13-10ジョージア)まではそこまでチームとして固まってはいませんでした。それを境にぐっと固まり、直後のW杯初戦で南アフリカに勝つことができましたので(南アフリカ32-34日本)、今回のイタリア戦も意味のある試合になるはずです。ここでしっかりとチームとしてまとまったうえでW杯に臨んでもらいたいですね。
──田中選手はSHのファーストチョイスはどの選手になると考えていますか?
流大選手も齋藤直人選手も、どちらが先発で行くか悩むほどいいSHですね。流選手は見てのとおり本当にテンポがよく、チームを前に出す力があります。齋藤選手は自分でボールを持っていきますし、サポートもうまくてトライも取れる選手です。福田健太選手も高い能力を持っていますので、彼らをうまく融合させて使っていくのかどうか注目していますが、誰が出ても日本代表として素晴らしいプレーをしてくれると思います。
──SOには松田力也選手、李承信選手らがいますが、ハーフ団はどの組み合わせが一番よさそうでしょうか?
僕が見た限りでは流選手と松田選手ですね。帝京大学や前回W杯などで長年一緒にプレーしていますし、合っているのかなと思います。もちろんどの組み合わせであっても9番と10番でチームを引っ張っていくことはすごく大事です。中でもその2人はチームに対してしっかりコミットしておりリーダーシップも持っていますので、彼らには特に期待しています。
──W杯ではイングランドやアルゼンチンといった強豪と対戦しますが、日本代表がプールDで4試合戦う中で、特にどの試合がポイントになってくると考えていますか?
やはり大事なのは初戦のチリ戦ですね。前回W杯でもロシア戦はあまりうまくいかず、最後は何とか勝ち切れましたが(日本30-10ロシア)、その苦戦があったからこそ次のアイルランド戦でも勝てたので(日本19-12アイルランド)、今大会はまずチリ戦でチームをまとめて、その後のイングランド戦でしっかり勝負してもらいたいと思います。
──チリ戦の次の相手であるそのイングランドには、日本代表としてはどう対抗すればよいでしょうか?
やはりラインスピードが非常に速いので、早く外にボールを回せれば数的優位ができる可能性もありますし、ラインスピードが速いぶん裏のスペースが大きく空くと思うので、そこを突いてキックで攻めてプレッシャーをかけることが大事だと思います。
──日本代表はW杯をどんな結果で締めくくると考えていますか?
僕たちが(プール戦)4勝と言っていかないと誰にも信じてもらえません。だからこそ日本代表は結果を残してほしいです。そしてベスト4を狙ってもらいたいですね。
──最後に、日本代表を長年牽引した田中選手から今の日本代表に向けてメッセージをお願いします。
“期待しているぞ!”の一言ですね。僕自身もまだまだ日本代表でやりたかったですし、日本には他にも日本代表になりたい選手がたくさんいます。でもW杯でプレーすることは彼らにしかできません。日本のラグビーの未来は彼らにかかっていますので、しっかり全力で戦って結果を出してほしいと思っています。
いい部分もあったのですが、まだチームとして固まりきれていないと感じています。でも、15年W杯の時も日本代表は大会直前のジョージア戦(日本13-10ジョージア)まではそこまでチームとして固まってはいませんでした。それを境にぐっと固まり、直後のW杯初戦で南アフリカに勝つことができましたので(南アフリカ32-34日本)、今回のイタリア戦も意味のある試合になるはずです。ここでしっかりとチームとしてまとまったうえでW杯に臨んでもらいたいですね。
──田中選手はSHのファーストチョイスはどの選手になると考えていますか?
流大選手も齋藤直人選手も、どちらが先発で行くか悩むほどいいSHですね。流選手は見てのとおり本当にテンポがよく、チームを前に出す力があります。齋藤選手は自分でボールを持っていきますし、サポートもうまくてトライも取れる選手です。福田健太選手も高い能力を持っていますので、彼らをうまく融合させて使っていくのかどうか注目していますが、誰が出ても日本代表として素晴らしいプレーをしてくれると思います。
──SOには松田力也選手、李承信選手らがいますが、ハーフ団はどの組み合わせが一番よさそうでしょうか?
僕が見た限りでは流選手と松田選手ですね。帝京大学や前回W杯などで長年一緒にプレーしていますし、合っているのかなと思います。もちろんどの組み合わせであっても9番と10番でチームを引っ張っていくことはすごく大事です。中でもその2人はチームに対してしっかりコミットしておりリーダーシップも持っていますので、彼らには特に期待しています。
──W杯ではイングランドやアルゼンチンといった強豪と対戦しますが、日本代表がプールDで4試合戦う中で、特にどの試合がポイントになってくると考えていますか?
やはり大事なのは初戦のチリ戦ですね。前回W杯でもロシア戦はあまりうまくいかず、最後は何とか勝ち切れましたが(日本30-10ロシア)、その苦戦があったからこそ次のアイルランド戦でも勝てたので(日本19-12アイルランド)、今大会はまずチリ戦でチームをまとめて、その後のイングランド戦でしっかり勝負してもらいたいと思います。
──チリ戦の次の相手であるそのイングランドには、日本代表としてはどう対抗すればよいでしょうか?
やはりラインスピードが非常に速いので、早く外にボールを回せれば数的優位ができる可能性もありますし、ラインスピードが速いぶん裏のスペースが大きく空くと思うので、そこを突いてキックで攻めてプレッシャーをかけることが大事だと思います。
──日本代表はW杯をどんな結果で締めくくると考えていますか?
僕たちが(プール戦)4勝と言っていかないと誰にも信じてもらえません。だからこそ日本代表は結果を残してほしいです。そしてベスト4を狙ってもらいたいですね。
──最後に、日本代表を長年牽引した田中選手から今の日本代表に向けてメッセージをお願いします。
“期待しているぞ!”の一言ですね。僕自身もまだまだ日本代表でやりたかったですし、日本には他にも日本代表になりたい選手がたくさんいます。でもW杯でプレーすることは彼らにしかできません。日本のラグビーの未来は彼らにかかっていますので、しっかり全力で戦って結果を出してほしいと思っています。