日本代表のラグビーW杯開幕前のラストマッチとなる、サマー・ネーションズシリーズ屈指の大一番「イタリアvs日本」が8月27日（日）にイタリア・トレヴィーゾで行われる。W杯本番に向けて日本代表がチームを仕上げる最後の実戦の模様を、WOWOWが生中継とライブ配信でくまなくお届けする。

　今回、15年、19年W杯に出場し、19年の日本大会で4トライを決めて日本代表の快進撃に大いに貢献した名WTB（ウイング）福岡堅樹さんに、WOWOWとしては初めてインタビューを敢行。今の日本代表に伝えたいこと、仲のいい選手たちへの期待、そして強敵イタリアに勝つために必要なことなどを、自身のW杯での経験を踏まえつつ語っていただいた。

　イタリア戦はもちろん、今後日本代表の戦いを追っていくうえでも鍵になるであろうポイントが満載のインタビューとなった。

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  ──23年W杯フランス大会に出場する日本代表33選手が出揃いました。大会登録メンバーをご覧になってどのように感じましたか？

　今の日本のベストメンバーであり、ジェイミー・ジョセフHC（ヘッドコーチ）がやりたいラグビーを体現できる選手たちが選ばれたと理解しています。FW（フォワード）が18選手に対してBK（バックス）が15選手ということで、BKを少し多めに入れたのかなという印象です。

──今もメッセージをやり取りしているような、特に仲のいい選手はいますか？

　まずは同期のHO（フッカー）坂手淳史ですね。他にもFL/No.8（フランカー／ナンバーエイト）姫野和樹とは今でもたまに一緒にゲームをやる仲です。そして前回大会は同じWTBで、今もがんばっているFB/WTB（フルバック／ウイング）松島幸太朗も同い年としてすごく期待していますし、応援しています。

──福岡さんから見て、今回選ばれたWTBの選手についてはいかがでしょうか？

個々の能力が高く、それぞれ違った味を持っている選手たちが集まったので、どの対戦相手にどのWTBの選手を選ぶのか、という点を楽しみにしています。