アルファタウリは、リカルドの欠場を受けて、急遽、レッドブル・ジュニアチームの一員であり、今季は日本のスーパーフォーミュラで大活躍中（ランキング２位）のリアム・ローソンを出走させることを発表するなど、慌ただしい状況に見舞われることになったが、角田の力走に対しては、SNSで「非常に素晴らしい５番手」「ダニエルの事故は非常に残念だったが、ユウキのパフォーマンスは、我々が車にある程度の自信を持って明日の予選に臨めることを意味する」と、賛辞をまじえて言及している。
 
　チーフ・レースエンジニアのジョナサン・エッドルスは、「ユウキのソフトタイヤでのショートランには競争力があり、明日の予選ではQ２でも前の位置を争えることを期待している」と手応えを感じていることを強調。また、急遽出走が決まったローソンについては「全てが非常に急速に進んでいるが、リアムはこの挑戦に立ち向かう準備ができていることを示しており、チーム全体が彼を支えていく」とコメントを発した。

　現地の専門メディアの報道を見ると、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は、やはりリカルドの負傷とローソンの代走を大きく伝えた後、「ユウキに関しては、プラクティスで示したペースには適度な満足感を抱かせるが、ロングランでも適切なバランスを見つけるためには、まだ多くの作業が必要だろう」と冷静な指摘をしている。

構成●THE DIGEST編集部
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