専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
バレーボール

パリ五輪切符をかけた激闘7試合を「眞鍋監督の采配」で振り返る! ブラジルとの“大一番”では古賀紗理那を外す選択も【女子バレー】

THE DIGEST編集部

2023.09.26

【20日:ブルガリア戦】
「ムードメーカー」であるという渡邊をスタメン起用。古賀、井上、さらにはミドルブロッカーの活躍が光った。第2セットの途中から出場した石川も強烈なスパイクで好調ぶりを示したが、試合後、眞鍋監督は「(石川の起用は)相手チームの状況を考えながら使っていきたい」と慎重な姿勢を見せた。

【22日:ベルギー戦】
 ブルガリア戦と同じスタメンで臨んだ。第1セットはシーソーゲームも、その後、古賀、林を中心に猛攻を仕掛け、5つ目の白星を飾った。これには、「ネーションズリーグ以降、セッター2人とサイドの選手がまめにコミュニケーションをとっていた。ここにきてよくコンビが合ってきた」と高く評価した。

【23日:トルコ戦】
「今日の反省はサーブレシーブ」と指揮官が反省したように、1セット目を取ったものの、サーブレシーブで崩された。セットカウント1-1とした第3セットの8-14の場面で石川を投入。第4セット宮部、和田を入れ挽回をはかったが、相手エース、メリッサ・バルガスを止められず。最後にセッターを松井に替えたが手遅れだった。
 
【24日:ブラジル戦】
 ブルガリア戦と同様のスタメンで臨むも、第1セットを落とす。第2セット19-12と大きくリードも、ブラジルの絶対的エース“ガビ”ことガブリエラ・ギマラエスの強烈なスパイクで追い上げられ、たまらず眞鍋監督は石川、松井をコートへ送り、なんとか第2セットを奪取。

 第3セットは石川、松井をそのまま起用。先にセットポイントを握るも、連続失点でこのセットを落とすと、ここで眞鍋監督は勝負に出る。第4セット、ここまでチームを率いた古賀を初めてコートから外し、アウトサイドヒッターを石川と井上に託したのだ。25-15で第4セットをモノにし、第5セットに望みを繋いだが、最後は力尽きた。

 重要局面で、古賀をベンチに下げた理由について指揮官は「試合中にリアルタイムで数値(データ)が入ってくるんですが、決定率、効果率、サーブレシーブの返球率を見ながら交代しています。(古賀は)スパイク決定率もかなり下がってきたので交代しました」と説明している。

 そして「我々目標のオリンピックの出場権をとる事が出来なかったのは悔しいですしチームとして反省したいと思います。選手は最後の最後までよく頑張ってくれました」と14名の選手を労った。

構成●THE DIGEST編集部

【全メンバー画像】女子バレー日本代表「火の鳥NIPPON」14名の顔ぶれ!

【女子バレーPHOTO】世界の大エースを目指す石川真佑の厳選ショット

【女子バレーPHOTO】日本の得点源!チームを引っ張るキャプテン古賀紗理那の厳選ショット
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号