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格闘技・プロレス

榊原信行CEOが“9回目の大晦日”で実現できた喜怒哀楽が詰まったRIZINの世界観。一方、『パッキャオvsメイウェザー』実現の可能性は?

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2024.01.02

因縁マッチとなった平本(左)とYA-MAN(右)は激しいパンチの応酬となった。(C) RIZIN FF

因縁マッチとなった平本(左)とYA-MAN(右)は激しいパンチの応酬となった。(C) RIZIN FF

 榊原CEOは感慨深く各カードを振り返りながら、「正直出来過ぎなくらい」と表現するほど、見応えの多い大会だったと断言した。

「こんなに泣いて、こんなに笑って感動して。あらゆるドラマが、プロポーズもして、引退もして、デビュー戦もあって。負けられないライバルとの戦いがあり、本当にそういう格闘技を通じて、それぞれの選手の生き様にスポットライトを当てて、感動とドラマを届けていきたいという僕らのRIZINとしての想いというか、格闘技の大会を総合的に作るうえでの届けたいものがしっかり詰まった結果だった」

 そして、24年に実施が期待されるドリームカードについては「23年の時点で試合を組むという契約をして、お互い話をしていたけれど、パッキャオとやるということで熱が作れないまま、結果1年が経ってしまった」と、ここまでの経緯を説明した。

 世界を巻き込むビッグイベントを模索していることを示唆しながら、「今年の秋からフロイド・メイウェザーとパッキャオがやったらどうなのか? という話は進めています。2人がリマッチでやれるかどうか、これから詰めていきます」とビッグプロジェクトは引き続き継続中だが、「2人とも、RIZINで戦うことには『イエス』と言ってくれている」と強調した。
 
 具体的な日時や場所を問われると、「大きな規模ではやりたい。東京ドームが埋まるとは思っていないので。カジュアルなファンを巻き込めるような求心力のあるラインナップのイベントをやりたい」と語った榊原CEO。「(今年は)’’まさか’’を作り出せるように、チャレンジしていきたい」と敏腕プロモーターは腕を鳴らした。

 世界が注目する世紀のビッグマッチ。ボクシング界のレジェンド同士は、いかなる形で相まみえるのか。革新的なカードを提供するRIZINは、今年も大きな雷鳴を格闘界に轟かすつもりだ。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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