専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
格闘技・プロレス

IWGP女子王座を死守した岩谷麻優「チャンピオンとして歴史に名を刻めるようなレスラーになりたい」【スターダム】

どら増田

2024.01.04

 試合後、岩谷は疲労困憊の表情で「3度目の防衛を無事成功しました!」と絶叫すると「闘ってくれた朱里。本当に今日は闘ってくれてありがとう。見てくれた皆さん、わかりますよね。この試合、危うく負けるところだったね。まじで、まじで危なかったあ。もうちょっと労ってくださいよ」と苦笑い。最後は東京ドームへハシゴするファンに配慮して早めに締めた。
 
 バックステージでも椅子にもたれかかりながら「キツ過ぎる。このベルトの防衛戦をするたびに頭がおかしくなる。記憶が飛ぶ。でもね。今、自分のもとにIWGPのベルトが戻って来てる。まだまだ岩谷麻優のIWGPの歴史は始まったばっかり。ホントにこのベルトを狙って来るみんなの気持ち。ホントに重い。みんながこのベルトを獲れなかったからって、泣いて、叫んで。その姿を見るたびに自分がチャンピオンでいいのかな?だとか。このIWGPのベルト、防衛戦がなかなか組まれないから、このベルトの歴史を動かそうと思っても、なかなか動かせない。なかなか作っていけない。めちゃくちゃもどかしい。もっと防衛戦をしたい。もっとこのベルトのチャンピオンとして歴史に名を刻めるようなレスラーになりたい。みんながこのベルトを獲れなかった悔しいっていう気持ち、それを全部抱えつつも、これからも防衛戦して歴史を作っていく。どんな相手でも逃げない。どんな相手でも勝ち続ける。どんだけボロボロにされようと、自分が最後にこのベルトを持って勝ち続ける。岩谷麻優の歴史をこのベルトとともに歩んでいきます」と高みを目指すコメントを残している。

 今年は1.4東京ドーム大会で女子の試合が組まれなかったことについても「悔しい。来年、再来年は組まれるように頑張っていく」と話しており、新日本マットでの防衛戦もどんどん行なっていきたい気持ちを持っているだけに、女子プロレス界の棚橋弘至とも言われる岩谷に対する期待はまだまだ高い。

◆スターダム◆
『イッテンヨン・スターダムゲート 2024』
2024年1月4日
東京・TDCホール
観衆 1536人(満員)
▼IWGP女子選手権試合(30分1本勝負)
<王者>○岩谷麻優(19分06秒 エビ固め)朱里●<挑戦者>
※ドラゴンズ・レイ
※第3代王者が3度目の防衛に成功。

取材・文⚫︎どら増田

【動画】IWGP女子選手権試合、岩谷麻優vs朱里 ハイライトをチェック
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号