4R、一進一退の攻防が続く中、武尊は左足のハイキック、フック、バックブローを仕掛ける。スーパーレックもパンチを放ちながらガードして、あっという間に4Rが終了。大きな歓声が起こる中、最終ラウンド開始のゴング。スーパーレックは右ロー、武尊は顔を真っ赤に晴らしながらパンチの連打を放つ。武尊のパンチに何度も下がるスーパーレック。残り1分、場内からは大・武尊コールも、最後はスーパーレックがスリップし、起き上がったところで試合終了のゴング。試合は判定の結果、スーパーレックが勝利を収め王座防衛。
試合後、リング上でインタビューを受けた武尊は「絶対勝って世界一を証明して、ずっと応援してくれた人たちにパワー与えたかったんですけど、そのために今できる、今の、今の身体でできる、限界ぎりぎりのところまでやりました。絶対勝って来てよかったって思ってもらいたかった。死ぬ気で頑張ってきたんですけど、地震とかいろんなことがあって、辛い思いや苦しい思いをしている人がいる、命懸けで戦って、パワー与えられたら……、今できる限界はここまでです。これ以上、僕は体を作れません」と声を震わせながら頭を下げ引退を匂わせると、場内からは「武尊ー!」と激戦を繰り広げた武尊の名前を叫ぶ声がバックステージに引き上げるまで止まなかった。
バックステージでONE Championshpのチャトリ・シットヨートン会長兼CEOは「武尊選手に再戦がある。ONE Championshpの初戦は厳しい」と武尊を庇って引退を否定。再戦の場を作ると明言していたが、武尊は試合後、病院に直行したためノーコメント。本人の意志は明らかになっていない。
◆ONE Championshp◆
『ONE 165』
2024年1月28日
東京・有明アリーナ
▼ONEフライ級 キックボクシング世界タイトルマッチ(3分5R)
<王者>○スーパーレック・キアトモー9(判定)武尊●<挑戦者>
※スーパーレックが王座防衛に成功。
取材・文⚫︎どら増田
【動画】武尊が魅せた! 3Rの凄まじいラッシュをリングサイドから
試合後、リング上でインタビューを受けた武尊は「絶対勝って世界一を証明して、ずっと応援してくれた人たちにパワー与えたかったんですけど、そのために今できる、今の、今の身体でできる、限界ぎりぎりのところまでやりました。絶対勝って来てよかったって思ってもらいたかった。死ぬ気で頑張ってきたんですけど、地震とかいろんなことがあって、辛い思いや苦しい思いをしている人がいる、命懸けで戦って、パワー与えられたら……、今できる限界はここまでです。これ以上、僕は体を作れません」と声を震わせながら頭を下げ引退を匂わせると、場内からは「武尊ー!」と激戦を繰り広げた武尊の名前を叫ぶ声がバックステージに引き上げるまで止まなかった。
バックステージでONE Championshpのチャトリ・シットヨートン会長兼CEOは「武尊選手に再戦がある。ONE Championshpの初戦は厳しい」と武尊を庇って引退を否定。再戦の場を作ると明言していたが、武尊は試合後、病院に直行したためノーコメント。本人の意志は明らかになっていない。
◆ONE Championshp◆
『ONE 165』
2024年1月28日
東京・有明アリーナ
▼ONEフライ級 キックボクシング世界タイトルマッチ(3分5R)
<王者>○スーパーレック・キアトモー9(判定)武尊●<挑戦者>
※スーパーレックが王座防衛に成功。
取材・文⚫︎どら増田
【動画】武尊が魅せた! 3Rの凄まじいラッシュをリングサイドから