1997年には新日本のルートもありWWFのライバル団体WCW参戦のため再び渡米。北斗をパートナーにヒールとして、WCWに移籍したメドゥーサと再び対峙。このままライバル関係を継続させていくのかと思われた矢先、JWPからやって来た尾崎魔弓＆キューティー鈴木との試合中に左膝靱帯を２本断裂するアクシデントに見舞われ帰国した。
  　帰国後も全女マットに上がったが、思うような試合が出来なくなったことから現役生活をフェードアウト。プロゴルファー転向やダイエット本の発売、スナックの経営などを経て、2012年１月７日、東京・TDCホール大会で引退興行を開催。自身は「最後は100キロで辞めたい」という意向もあり、体重を増量。大会に出場する選手はブルが自ら手紙を渡してオファーをした。当日、ブルは試合をしないものの、金網最上段からギロチンドロップを放つプランがあったが、練習中に怪我をしてしまい映像などを使った演出が行なわれている。

　その後はYouTubeチャンネルの設立など、多岐に渡り活動しており、現役復帰を果たしたダンプやクレーン・ユウといったかつての極悪同盟の先輩たちのセコンドに付くことも多い。またニューヨークで生まれた日本人レスラーを日本とは違うキャラクターで起用する女子プロレス団体『SUKEBAN』のコミッショナーとしても精力的に活動中。今回の受賞を聞いた時には「泣いてしまった」という“世界の女帝”だが「私のことを覚えてる方がたくさんいてくれたらいいな」とかつての同僚や古くからのファンとの再会を楽しみにしているという。現在はスピーチのために英語を練習中。ABEMAでは６日の午前11時から授賞式のもようを全編生中継。ブルを紹介するインダクターを誰が務めるのかも注目である。

文⚫︎どら増田

【スターダムPHOTO】強くて可愛いギャップに胸キュン！破壊力抜群な“美しき戦士”たちを一挙にチェック！

【関連記事】スターダム退団確実のジュリア、“宿命のライバル”中野たむと最後のシングル対決！「私より先にリングを下りる日がきたら必ず私を呼べ」

【関連記事】スターダム退団秒読みのジュリア、最後に残される大仕事。最高のライバル、中野たむに放った「そうだな、やんなきゃな」に込められた想い