バックステージに戻ってきたモクスリーは「IWGP世界ヘビー級王者だ。チームメイト、友達、家族に、エディ・キングストンにさえ…この20年超に及ぶアップダウンの激しい旅路のなか、俺を支えてきてくれた人、すべてに感謝を伝えたい」と謝辞。前人未到の快挙を感慨深く振り返った。
続けて、「俺は今、誰も登ったことのない山の頂に立っている。正直王座のことはそこまで執着していない。ベルトに刻まれたマークの文字や Tシャツについた文字が3文字であろうが4文字あろうが5文字であろうが関係ないことだ」と言い切り、「俺は好きなタイミングで、好きな場所で、好きなことをする。誰も俺を止めることは出来ない。次に日本に行く時はこのベルトを持っていく。だから、アリガトウゴザイマス、ジャパン! またすぐに会おう」と日本語を交えながら、一気にまくし立てて防衛戦を見据える。
そして最後に、「新日本プロレスの全員に、そして世界に向けて言いたいことがある」と前置きしたうえで、「次の対戦相手に対して俺がすることを見たら…シューター(海野)に対して、俺が何をするか見た時には、愛する人に対しても慈悲なくやりとげる姿を見た時には、俺を見る目が180度変わるだろう」と、愛弟子へ熱い想いを打ち明ける。
さらに、挑戦を表明したあの男の名も。「そしてレン・ナリタよ。ヤングライオンを卒業し、デッドマンになった男。第1章は、5月11日に始まる。カリフォルニア『RESURGENCE』で…」と、モクスリーは26歳の若武者に向かって不気味なメッセージを送った。成田とは5.12カリフォルニア大会で防衛戦を行なう意向を示したモクスリーは海野にも「準備をしておけ」と、挑戦に向けた調整をするよう指示を残している。
防衛戦の結果次第だが、師弟対決に胸を躍らす海野は「自分の中で、最高のシチュエーションができた。目指してきた、目標にしていたIWGP世界ヘビー級チャンピオンのベルト、それを師匠のモクスリーが持っているなんて。自分にとっては、これ以上ないシチュエーション」と、生き生きとした表情で話す。
饒舌は止まらず、「ひっくり返すぞ? パラダイムシフト巻き起こすぞ? 全部、この瞬間のためにやってきたんだから」と、モクスリーが成田相手に防衛することを確信したうえで、自身が挑戦できることに喜びを感じているようだ。
先日の4.6東京・両国国技館大会では前王者の内藤に、『NEW JAPAN CUP』覇者の辻陽太が挑戦するもIWGP世界王座に手が届かなかった。しかしここに来て、成田や海野ら同世代が次々と挑戦できる環境になったのは、オカダ・カズチカ(現AEW)をはじめ長く新日本の主力として支え続けた選手の退団から生まれたチャンスであることは確か。新世代の誰がAEWトップ選手のひとりであるモクスリーから王座を奪取するのか、それとも”元WWEスーパースター”が長期政権を築くのか。日米を股にかけた新世代によるIWGP王座争奪戦に期待したい。
◆新日本プロレス◆
『Windy City Riot』
2024年4月13日(日本時間)
アメリカ・Wintrust Arena(イリノイ州シカゴ)
観衆 6028人
▼IWGP世界ヘビー級選手権試合(60分1本勝負)
<王者>●内藤哲也(20分21秒 片エビ固め)ジョン・モクスリー○<挑戦者>
※デスライダー
※第8代王者が4度目の防衛に失敗、モクスリーが第9代王者となる。
文⚫︎どら増田
【動画】流血も…IWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也がジョン・モクスリーと激闘!
続けて、「俺は今、誰も登ったことのない山の頂に立っている。正直王座のことはそこまで執着していない。ベルトに刻まれたマークの文字や Tシャツについた文字が3文字であろうが4文字あろうが5文字であろうが関係ないことだ」と言い切り、「俺は好きなタイミングで、好きな場所で、好きなことをする。誰も俺を止めることは出来ない。次に日本に行く時はこのベルトを持っていく。だから、アリガトウゴザイマス、ジャパン! またすぐに会おう」と日本語を交えながら、一気にまくし立てて防衛戦を見据える。
そして最後に、「新日本プロレスの全員に、そして世界に向けて言いたいことがある」と前置きしたうえで、「次の対戦相手に対して俺がすることを見たら…シューター(海野)に対して、俺が何をするか見た時には、愛する人に対しても慈悲なくやりとげる姿を見た時には、俺を見る目が180度変わるだろう」と、愛弟子へ熱い想いを打ち明ける。
さらに、挑戦を表明したあの男の名も。「そしてレン・ナリタよ。ヤングライオンを卒業し、デッドマンになった男。第1章は、5月11日に始まる。カリフォルニア『RESURGENCE』で…」と、モクスリーは26歳の若武者に向かって不気味なメッセージを送った。成田とは5.12カリフォルニア大会で防衛戦を行なう意向を示したモクスリーは海野にも「準備をしておけ」と、挑戦に向けた調整をするよう指示を残している。
防衛戦の結果次第だが、師弟対決に胸を躍らす海野は「自分の中で、最高のシチュエーションができた。目指してきた、目標にしていたIWGP世界ヘビー級チャンピオンのベルト、それを師匠のモクスリーが持っているなんて。自分にとっては、これ以上ないシチュエーション」と、生き生きとした表情で話す。
饒舌は止まらず、「ひっくり返すぞ? パラダイムシフト巻き起こすぞ? 全部、この瞬間のためにやってきたんだから」と、モクスリーが成田相手に防衛することを確信したうえで、自身が挑戦できることに喜びを感じているようだ。
先日の4.6東京・両国国技館大会では前王者の内藤に、『NEW JAPAN CUP』覇者の辻陽太が挑戦するもIWGP世界王座に手が届かなかった。しかしここに来て、成田や海野ら同世代が次々と挑戦できる環境になったのは、オカダ・カズチカ(現AEW)をはじめ長く新日本の主力として支え続けた選手の退団から生まれたチャンスであることは確か。新世代の誰がAEWトップ選手のひとりであるモクスリーから王座を奪取するのか、それとも”元WWEスーパースター”が長期政権を築くのか。日米を股にかけた新世代によるIWGP王座争奪戦に期待したい。
◆新日本プロレス◆
『Windy City Riot』
2024年4月13日(日本時間)
アメリカ・Wintrust Arena(イリノイ州シカゴ)
観衆 6028人
▼IWGP世界ヘビー級選手権試合(60分1本勝負)
<王者>●内藤哲也(20分21秒 片エビ固め)ジョン・モクスリー○<挑戦者>
※デスライダー
※第8代王者が4度目の防衛に失敗、モクスリーが第9代王者となる。
文⚫︎どら増田
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