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バレーボール

「タカハシの存在感は絶大!」高橋藍が“多彩な攻撃”で現地解説者を魅了! 終盤に本領発揮し、フルセットの激闘を制す

THE DIGEST編集部

2024.04.23

 モンツァの2点リードで迎えた第4セット中盤の入り、高橋はバリエーションを駆使したサーブで2連続エース。さらにブレークを呼び込みリードを5点へ広げる。以降も、好守からのバックアタックやスペースを見極めた打球で追加点。さらに。ブロックアウトでセットポイントを奪うと、やや後方に上がった難しいセットに空中で合わせて相手ブロックに吸い込ませる技ありの一打で、第5セットへ望みをつないだ。

 身長185cmのセッター、カショパの前で201cmのレオンにボールを集めるペルージャに対し、モンツァはフォーメーションを変更。その最終セットでも高橋が躍動する。中央で守備から回り込んでのライト攻撃やサーブで相手の誤打を誘発してリード堅守に貢献する。後半にOHレオンのエースで同点とされるが、高橋の2段トスで逆転を阻止したOHマーが続くサーブで3連続ブレークを呼び込み13-9。握った2度目のマッチポイントを高橋がレフトからのブロックアウトで仕留めて勝利をつかみ取った。
 
 高橋は、チーム2位となる14得点(アタック12、エース2)を記録。イタリア公営放送『RaiSport』の解説者で、現役時代にリーグ優勝7回や欧州最高峰のチャンピオンズリーグで2回にわたり3連覇を果たした元イタリア代表のファビオ・ヴッロ氏は、背番号12のパフォーマンスに「最上級」と感服して、「シーズン最後の大舞台でタカハシの存在感は絶大」とコメント。また、現在、3位争いの真っ只中に身を置くミラノの石川祐希にも触れ、「ふたりの日本人選手が高いクォリティとテクニック、そして尊敬に値する姿勢をイタリアリーグにもたらしている」と日本代表のダブルエースを称賛した。

 第3戦は中3日の日本時間4月26日午前1時からスタート。高橋とモンツァは、スクデット(リーグ優勝)への王手をかけて再び敵地へ乗り込む。

構成●THE DIGEST編集部

 

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