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バレーボール

“日本の若きエース”高橋藍が石川祐希と交わした約束とは? イタリア頂上決戦へ覚悟を示す「疲労感はあるけど...」【現地取材】

佳子S.バディアーリ

2024.04.21

初戦を落とすも、晴れやかな表情でインタビューに応じてくれた高橋。写真:佳子S.バディアーリ

初戦を落とすも、晴れやかな表情でインタビューに応じてくれた高橋。写真:佳子S.バディアーリ

 パリ五輪でメダルの期待がかかるバレーボール男子日本代表の若きエース高橋藍。3シーズン目を過ごすイタリアリーグで、まさに今、日本選手として19シーズンぶりの優勝を懸けた舞台で戦っている。現地4月18日に行なわれた決勝の初戦。試合を終えたばかりの高橋が会場でインタビューに応えてくれた。

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 高橋が今季に加入したミント ヴェロ バレー・モンツァは、伊リーグ/スーペルレーガ2023-24シーズンのプレーオフ決勝へ進出。世界最高峰と呼ばれるリーグで12クラブの頂点を目指す決戦の相手は、石川祐希が所属するアリアンツ・ミラノとの熾烈な戦いを制してこの舞台への切符を手にしたシル スーサ ヴィム・ペルージャだ。
 
 今季好調な両チームは、ペルージャがすでに出場した3大会(スーペルコッパ、コッパイタリア、世界クラブ選手権)をすべて制覇。モンツァはレギュラーシーズンこそ5位だが、決勝進出はコッパイタリアと欧州チャレンジカップ(ともに準優勝)、そして、このプレーオフで3回目。アウェーで行なわれたこの日の初戦は、セットカウント1-3(25-27、18-25、25-23、23-25)で白星を逃したが、数分前に試合を終えたばかりで紅潮した頬のまま話す高橋の表情は明るかった。

 まず、司令塔のブラジル代表フェルナンド・ジル クレリン(通称カショパ)選手と、開始直前のコート中央で肩を寄せ合い言葉を交わしていた場面について尋ねると、「カショパ選手とは、試合の最初にローテーションを確認して、その時にこの舞台を楽しもうと。楽しんだものが勝つということをお互いに話して鼓舞し合っているので。深い内容ではないんですが、とにかく楽しんでファイナルを勝ち切ろうと話しました」と回答。モンツァの機動力と “エンジョイ”が溢れるバレーを決勝でも貫きたい。敗戦後とは思えない晴れやかな表情の理由に触れた気がした。
 
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