場外戦でペースを握ったSareeeはリングに戻ると強烈な鎌固めで岩谷を苦しめる。「あまり技を受けないように気をつけたい」と普段の受けのプロレススタイルをこの試合に関しては変えることも頭に入れていた岩谷は打撃で応戦。積極的に攻めていくが、岩谷が最も警戒していたエルボーを喰らってしまう。
Sareeeはジャガー横田直伝のフィッシャーマンバスター、伊藤薫直伝のフットスタンプの連発。師匠の技を次々に繰り返して岩谷の勢いをピタリと止める。しかしこれを何とか凌ぐと、エプロンでのドラゴンスープレックスからトペスイシーダ、ミサイルキックと立体的な技を繰り広げる。岩谷がドラゴンスープレックス、Sareeeが裏投げと必殺技を炸裂させるなど、一進一退の攻防が繰り替えられる中、Sareeeが裏投げ3連発もカウントは2。岩谷は逆にドラゴンスープレックスからツームストンパイルドライバー、ヘッドバットの連打。さらにコーナー最上段からムーンサルトプレスを放ち、最後は二段式ドラゴンスープレックスが決まりカウント3。岩谷が5度目の防衛に成功した。試合後、闘いを通じて感じるものがあったのか岩谷は「新しいライバルができた気がする」とマイクで話すと、Sareeeは「またそのベルトを獲りに行くからまたやろう」と再戦を約束。最後はお互いに座礼してから握手を交わした。
バックステージで岩谷は「試合を観たかったワクワク感、ドキドキ感、緊張感、全てを生み出せた試合だったなと思います。終わってみれば。でも試合中はもう必死でしたね」と試合を振り返ると、警戒したエルボーはやはりかなり効いたようで「あれを喰らって自分は終わったと思って、みんな知らないと思うんですけど、歯の矯正してたんですよ。矯正して歯が綺麗に並んだのに、あのエルボーで歯が崩れたと思った」と1年10か月もかけて矯正していたという歯が崩れたかと思うほどの衝撃だったという。まだ「針金は入ってる」そうだが「同期だからこそできる闘いは楽しいですね」と闘うまでにはいろいろあったものの、Sareeeとベストバウト級の名勝負ができたことは自信になったようだ。
試合後、Sareeeが去ると、スターダムとは交わらないとされていたアイスリボンの藤本つかさが来場し、8.23東京・後楽園ホール大会で引退を表明したシードリングの中島安里紗とのタッグチーム“ベストフレンズ”との対戦を迫っており、岩谷はこれも受諾。来月からは自身の自伝をもとに制作された映画『家出レスラー』が全国公開されるなど、スターダムだけに留まらず女子プロレスのアイコンになる旅はまだまだ終わらない。
◆スターダム◆
『家出レスラー presents ALL STAR GRAND QUEENDOM 2024』
2024年4月27日
神奈川・横浜BUNTAI
▼IWGP女子選手権試合(60分1本勝負)
<王者>○岩谷麻優(20分26秒 二段式ドラゴンスープレックスホールド)Sareee●<挑戦者>
※第3代王者が5度目の防衛に成功。
観衆:2735人
取材・文・写真⚫︎どら増田
【動画】岩谷麻優がキック連打からムーンサルトプレス!
Sareeeはジャガー横田直伝のフィッシャーマンバスター、伊藤薫直伝のフットスタンプの連発。師匠の技を次々に繰り返して岩谷の勢いをピタリと止める。しかしこれを何とか凌ぐと、エプロンでのドラゴンスープレックスからトペスイシーダ、ミサイルキックと立体的な技を繰り広げる。岩谷がドラゴンスープレックス、Sareeeが裏投げと必殺技を炸裂させるなど、一進一退の攻防が繰り替えられる中、Sareeeが裏投げ3連発もカウントは2。岩谷は逆にドラゴンスープレックスからツームストンパイルドライバー、ヘッドバットの連打。さらにコーナー最上段からムーンサルトプレスを放ち、最後は二段式ドラゴンスープレックスが決まりカウント3。岩谷が5度目の防衛に成功した。試合後、闘いを通じて感じるものがあったのか岩谷は「新しいライバルができた気がする」とマイクで話すと、Sareeeは「またそのベルトを獲りに行くからまたやろう」と再戦を約束。最後はお互いに座礼してから握手を交わした。
バックステージで岩谷は「試合を観たかったワクワク感、ドキドキ感、緊張感、全てを生み出せた試合だったなと思います。終わってみれば。でも試合中はもう必死でしたね」と試合を振り返ると、警戒したエルボーはやはりかなり効いたようで「あれを喰らって自分は終わったと思って、みんな知らないと思うんですけど、歯の矯正してたんですよ。矯正して歯が綺麗に並んだのに、あのエルボーで歯が崩れたと思った」と1年10か月もかけて矯正していたという歯が崩れたかと思うほどの衝撃だったという。まだ「針金は入ってる」そうだが「同期だからこそできる闘いは楽しいですね」と闘うまでにはいろいろあったものの、Sareeeとベストバウト級の名勝負ができたことは自信になったようだ。
試合後、Sareeeが去ると、スターダムとは交わらないとされていたアイスリボンの藤本つかさが来場し、8.23東京・後楽園ホール大会で引退を表明したシードリングの中島安里紗とのタッグチーム“ベストフレンズ”との対戦を迫っており、岩谷はこれも受諾。来月からは自身の自伝をもとに制作された映画『家出レスラー』が全国公開されるなど、スターダムだけに留まらず女子プロレスのアイコンになる旅はまだまだ終わらない。
◆スターダム◆
『家出レスラー presents ALL STAR GRAND QUEENDOM 2024』
2024年4月27日
神奈川・横浜BUNTAI
▼IWGP女子選手権試合(60分1本勝負)
<王者>○岩谷麻優(20分26秒 二段式ドラゴンスープレックスホールド)Sareee●<挑戦者>
※第3代王者が5度目の防衛に成功。
観衆:2735人
取材・文・写真⚫︎どら増田
【動画】岩谷麻優がキック連打からムーンサルトプレス!
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