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格闘技・プロレス

「スーパーバンタム級は“モンスター”が支配している」海外メディアは井上尚弥の圧倒的強さを強調! 一方、悪童・ネリにはシビアな評価も

THE DIGEST編集部

2024.04.29

 スポーツ専門チャンネル『ESPN』のメキシコ版は、今年ここまでのボクシング全17階級の状況を紹介しながら、試合のグレード、活動ぶり、エンターテイメント性からそれぞれを評価しているが、その中でスーパーバンタム級については「近年は“モンスター”こと井上がこの階級を席巻している」と紹介し、この31歳の王者について以下のように綴った。

「彼は4つの異なる階級で世界王者なり、また2つの階級では議論の余地がないほどの実力を示している。『ESPN』でのパウンド・フォー・パウンド・ランキングでは2位につけている日本の超一流スーパースターである。世界のボクシングファンは井上の存在を認知し、その偉大さを認めている」

 そして、スーパーバンタム級におけるライバルとの関係については、「現時点で井上と他の選手を比べると、顕著な才能の差があり、彼はこの階級を支配している。例えば、ムロジョン・アフマダリエフ、ジョン・リエル・カシメロ、マーロン・タパレス、サム・グッドマン、イライジャ・ピアース、TJ・ドヘニー、ブライアン・メルカド、リアム・デイヴィス、ホセ・ティト・サンチェス、ライーズ・アリームなど、非常に競争力のある有望株はいる」と、名だたる実力者の名を羅列しながら、井上がいかに抜きん出た存在であるかを示している。
 
 もちろん、「5月6日には経験豊富なネリが、井上と対戦する」と世紀の一戦にも言及しているが、同メディアは「この階級には肉はあるが、ジャガイモはない。井上によって食べられてしまったからだ」とユニークな表現で、井上が圧倒的な存在感でスーパーバンタム級を支配しているため、他の選手が彼に追いつくのが難しい状況であることを強調した。

 34年前、東京ドームでのタイトルマッチで、絶対王者として圧倒的有利とされたマイク・タイソン(米国)は、ジェームス・ダグラス(米国)に10ラウンドで衝撃的なTKO負けを喫した。世紀の番狂わせが起こった舞台で、ネリは当時の再現を狙っているが、井上は力の差を見せつけてはね返せるのか。非常に興味深いところである。

構成●THE DIGEST編集部

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