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バレーボール

「完璧な戦いぶりだったのに…」日本代表のストレート負けに敵メディア拍子抜け!? 敏腕解説者は痛恨の第1セットを指摘【ネーションズリーグ】

THE DIGEST編集部

2024.05.21

 石川がチーム最多で全体2位の14得点(アタック13、エース1)、林がチーム2位の11得点(アタックのみ)を記録。3戦目終了時に得点ランク首位につけた古賀は、2セット目途中の交代により、アタックのみの5得点にとどまった。なお、試合最多得点はポーランドOPスティシアクの22得点(アタック16、エース1、ブロック5)だった。

 この結果について、相手国メディア『RMF24』は「日本が万全の守備と強烈な攻撃で試合をスタートした。ミスのない完璧な戦いぶりで、ポーランドに今大会初めてセットを失う覚悟を抱かせた」と報道。序盤は日本の強さに圧倒されたと伝えている。

 第1セットで日本に6点のビハインドを強いられ、終盤の入りに2度目のタイムアウトを余儀なくされた時点で、同国のアタック決定率は37パーセントと低迷していた。大量リードから目前で試合先行を逃した日本の第1セットを見守った国際バレーボール連盟の配信サービス『Volleyball TV』解説者であるルーカス・クレイトン氏は、「完全に日本のセットだった」とコメント。日本が好機をモノにできなったことが悔やまれる結果だと言及している。

 また、初戦で日本にフルセットの末に敗れたトルコ・メディア『HABERLER.COM』は、「“ネットのスルタン(同国代表の愛称)“を退けた日本はセットを奪えず、ポーランドが勝利」と、世界ランク1位である同国に黒星をつけ、番狂わせを演じた日本のストレート負けを驚きとともに伝えている。
 
 現在、日本は予選ラウンド6位につけている。世界ランク8位を維持しているが、ポーランドにストレートでの敗北を喫し、ポイントが「8.59減」となり、セルビア戦を3-1の白星で終えたアジア1位で同ランク7位の中国との差は、5.49から22.51へと差が広がった。

 日本時間の5月28日から中国/マカオに舞台を移して始まる第2週は、パリ行きがすでに決定しているブラジルとドミニカ共和国、アジア枠で切符を争う最大のライバル・中国との直接対決のほか、五輪ホスト国であるフランスとの対戦が予定されている。パリへのラストチャンスを懸けた、いばらの道は続く。

構成●THE DIGEST編集部

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