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バレーボール

「日本のファンは公平で連帯感が強く…」ドイツの主砲は日本戦の雰囲気に感銘! 惜敗も「最高にハイレベルで楽しい試合だった」【ネーションズリーグ】

THE DIGEST編集部

2024.06.06

日本はドイツの高さとパワーに苦しめられファイナルセットまでもつれ込んだ。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

日本はドイツの高さとパワーに苦しめられファイナルセットまでもつれ込んだ。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 しかし、そこで終わらないのが今の日本だ。第4セットはサーブが好調な相手にエース3本を決められ前半にビハインドを負うも、小野寺の好守を繋いだ西田の2段トスを高橋(藍)がレフトから叩き逆転。すると審判へ抗議を繰り返した相手の主将がレッドカードを受けて、日本へ1ポイントが加算される。それでも、粘るドイツに18-18と巻き返されるが、僅差のままリードを死守。迎えたセットポイントで相手のプッシュを、石川が空中でこらえてブロックで押し込みイーブンへ戻した。
 
 最終セットは、西田のライト攻撃3打で前に出てコートチェンジ。さらに、石川のエース1本を含むサーブを起点に3選手が次々と得点を重ね、4連続ブレークで一気に加速する。6点リードでマッチポイントを迎え、4セット目からコートインした山内がエースを叩き込んで試合終了。容易に勝利を譲らずに成績を5勝1敗として、予選2位(暫定)へ浮上した。

 チーム最多となる21得点を、OH石川(アタック18、ブロック2.エース1)とOP西田(アタックのみ)が記録。ドイツの得点がOH2選手に集中したのに対して、日本は両選手に加え、OH高橋(藍)が16得点(アタック15、ブロック1)とMB小野寺が15得点(アタック10、ブロック4、エース1)で、4選手が二桁をマークした。これを受けて、国際バレーボール連盟が提供する配信サービス『Volleyball TV』の解説者でオーストラリア代表やドイツリーグ1部のクラブで指揮官を歴任するリアム・スケッチャー氏は、攻撃陣の高いスキルはもちろんと前置きした上で、「セキタの才腕は、強い日本の礎」とセッター関田のずば抜けた判断力と技術による配球を絶賛した。

 ドイツバレーボール連盟は公式HP上で、「日本は2セットを奪われても、あきらめることなく最終セットでギアを上げて序盤から主導権を握り、ホームの応援を力に最後は勝利を手中に収めた」と試合結果を伝えている。
 
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