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モータースポーツ

「賭けをする必要はなかった」 角田裕毅のオランダGPでの戦略に現地メディアが疑問…一方で彼のパフォーマンスについて「レッドブルが求めるものではない」

THE DIGEST編集部

2024.08.29

 対して、『RACEFANS』は「5」と厳しく、「予選での安定したパフォーマンスは、決勝でのポイント獲得を期待させたが、ソフトタイヤを履いていたにもかかわらず、あまり良くないスタートを切ったことで、2ストップ戦略によるベストなレース展開を阻んだ。明らかにオーバーテイクが可能だったにもかかわらず、あれだけ長く後方での走行を強いられ、さらには前を走るローガン・サージェント(ウィリアムズ)を抜けなかったのは、少し残念だった」と綴った。

 一方、『MOTORSPORT WEEK』は「土曜日はチームメイトのダニエル・リカルドを上回る予選パフォーマンスを見せ、他車の不運もあって11番グリッドを手にした。その位置からであれば、上手く戦略を実行することでポイントを獲得するチャンスもあったが、そうはならず。RBの奇妙な判断で2ストップ戦略に切り替えられたことにより、角田はトラフィックの後方に下がり、そこから回復することができなかった」と彼のレースを振り返り、採点は 「6.5」を付与している。

『TOTAL MOTORSPORT』は「5.5」止まりで、「ソフトタイヤでスタートしたレースは、上手くいかなかった。リカルド(ミディアムタイヤでのスタートで1ストップ/13番グリッドから12位フィニッシュ)が順位を上げたことを考えると、そもそもその賭けをする必要はなかったのかもしれない。今後、角田は再び良い結果を残せることだろう」と、戦略面に疑問を呈した。
 
 続いてオランダのF1専門サイト『RN365』は、今回紹介した中では最低点となる「3」を与え、寸評では「一体何が起こったのだろう? チームメイトは13番手スタートで12位フィニッシュという、静かで記憶に残らない午後を過ごしたが、これはつまり、RBには一定の持久力があったということだ」という出だしから、以下のように続けている。

「しかし角田は11番グリッドから17位まで順位を落とし、オランダでの最大の敗者となった。2ストップ戦略は効果が限定されたため、RBも責任の一端を負うべきかもしないが、この状況でも少なくとも1、2ポイントは獲得できるような、日本人ドライバーの粘り強いパフォーマンスを見ることに、我々は慣れてしまっているのかもしれない」
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