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モータースポーツ

「賭けをする必要はなかった」 角田裕毅のオランダGPでの戦略に現地メディアが疑問…一方で彼のパフォーマンスについて「レッドブルが求めるものではない」

THE DIGEST編集部

2024.08.29

 スペインのF1専門サイト『F1i.com』は「5」と厳しめの評価で、「VCARB01は明らかにザントフォールトに適応せず、角田もこの海辺でのレースには不向きだったようだ。FPではトップ10(7番手)に入ったものの、FP3ではタイムを記録できず、予選でQ3進出を逃したのも驚くことではなかった」とネガティブな見解を示し、決勝についてもそれは同様だった。

「そして、繰り上がりで11番手からスタートしたレースでは、全く何もできなかった。早々に13番手に後退し、無謀な2ストップ戦略がさらに彼を後方に押し下げ、そこからはジョウ・グァンユ(ザウバー)を抑え続けるのに苦労した。ヴァルテリ・ボッタス(ザウバー)とケビン・マグヌッセン(ハース)を抜くことはできたが、このパフォーマンスは、レッドブルがセルジオ・ペレスの代役候補に求めているものとは言えない」

 スポーツ専門サイトでは、『VAVEL』の英国版が「11番手からスタートしたが、戦略のミスと全体的なペースの不足により、17位まで順位を落とした。ほとんど見どころのないレースとなったが、モンツァ(イタリアGP)では、シーズン前半の好調を取り戻すために、再びチャレンジしようとしている」と次戦への期待を込めたが、採点は「4」という極めて厳しいものとなっている。
 
 一方の『sportskeeda』は「6」とし、「日本人ドライバーにとっては、活気のないレース。RBのドライバーはいずれも、印象的なパフォーマンスを発揮できなかった。チームは車のパフォーマンスを改善する方法を模索することだろう」と、RB全体にとっての敗北だったことを強調した。

 最後に、英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は今回もランキング形式で各ドライバーを評価。角田は実際の順位を大きく上回る「13位」で、「予選はまずまずでQ2に進出し、チームメイトはQ1敗退。これはRBのペースに対して妥当な結果だった。しかし、レースが始まった瞬間から上手くいかなくなり、最初のスティントでソフトタイヤを選んだ後、すぐに13位に押し戻された。2ストップ戦略も機能せず、順位は大きく後退した。スピードはあったものの、レースは上手くいかなかった」と、彼の週末を総括している。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】Q1トップ通過を果たしたのは意外にも...角田裕毅は12番手でQ2へ
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